高野山の夜行日帰りツアーが誕生しました！夜新宿を出発したら、早朝に高野山へ到着！約５時間滞在後、高野山の創建ともかかわりのある丹生都比売神社(にうつひめ神社)へ参拝して帰ってくるツアーです。

かの有名な高野山は、1,200年前に弘法大師空海が開いた聖地であり、世界遺産にも登録されています。明治以前は高野山の山全体が境内とされ、今でも177もの寺院が点在しています。その中でも二大聖地といわれているのが「奥の院」と「壇上伽藍」です。このツアーでは奥の院エリアは現地のガイドさんが案内してくれますので初めての方でも安心です。奥の院は法大師が入定したといわれる地です。一の橋から約2キロ続く参道には、なんと20万基を超える墓石・記念碑・慰霊碑があります。その先には大師信仰の中心聖地である弘法大師御廟(ごびょう)があり、救いを求める人々で日夜参拝者が絶えません。
案内の後は、広い高野山をご自身のペースで自由に散策しましょう。約5時間とたっぷり滞在予定なのでじっくりとご覧いただけます。公共のバスを使って移動すれば、もう一つの聖地・壇上伽藍エリアにも行くことができます。壇上伽藍は、空海が真言密教の根本道場を開くにあたり、最初に整備に着手した場所です。朱色の根本大塔の内部は曼荼羅の世界を立体的に表現した立体曼荼羅になっています(拝観料200円は各自払い)。ぜひ真言宗の世界観を感じてみてください。御朱印を集めている方にもオススメ！高野山には、奥の院・金堂・根本大塔など、いくつもの御朱印があります。数が多すぎて滞在時間内に全ての場所を巡るのは難しいほどです。よく吟味した上で御朱印をいただいてくださいね。

次に向かうのは、紀伊國(きいのくに)一宮にあたる丹生都比売神社(にうつひめ神社)です。
こちらの神社は、古くから高野山と関わりがある場所です。それもそのはず、金剛峯寺を建てる際に空海に土地を授けたといわれている丹生都比売大神(にうつひめおおかみ)を祀っているから。世界遺産にも登録されています。この神様は伊勢神宮に祀られている天照大神(あまてらすおおみかみ)の妹にあたります。伊勢神宮を既に参拝されたことがある方は、こちらも参拝してみてはいかがでしょうか。丹生都比売大神は、諸々の災いを退け、全てのものを守り育ててくれる女神です。境内には、横に4つ並ぶ珍しい配置の御本殿があります。平成26年の「平成のご造営」で修復されたため、今なら江戸時代と同じ色で塗られた姿を見ることができますよ。

今も、弘法太子が瞑想を続けていると言われる高野山。夜行日帰りの本ツアーを利用して、訪れてみませんか？

• ●高野山とは…？

  標高約900ｍ、峰々に囲まれた山上盆地に広がる高野山は、弘法大師・空海が開いた日本を代表する真言密教の聖地です。
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  弘法大師は、密教の道場を開くのにふさわしい地として、都の喧噪から遠く離れた紀伊山地の雄大な自然に抱かれた場所を選びました。国、社会の安泰を祈り、人々のために活躍できる人材も育てたいという思いで活動します。そして、世の中の迷える人や苦しむ人を救うため永遠に祈り、深い瞑想に入りました。 こうして弘法大師は奥之院に生き続け、世の中の平和と人々の幸福を願っているという大師信仰が生まれました。 現在も高野山は、僧侶たちが修行を続ける学びの場であるとともに、多くの人々の信仰を集め、親しまれています。

• ●丹生都比売神社（にうつひめじんじゃ）とは？

  空海が金剛峯寺を建立するにあたって丹生都比売神社が神領を寄進したと伝えられ、古くより高野山と深い関係にある神社です。
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  神社背後の尾根上には高野山への表参道である高野山町石道（国の史跡、世界遺産）が通り、高野山参拝前にはまず丹生都比売神社に参拝する習わしであったそうです。