いにしえから聖山として、信仰の対象とされてきた出羽三山（羽黒山・月山・湯殿山）と蔵王。
出羽地域では、【四季の旅】の夜行日帰りや1泊2日の「生まれかわりの旅」では訪れる事が出来なかった大日坊と岩根沢三山神社へ。岩根沢三山神社は湯殿山詣での登拝口に建てられた神社仏閣で、かつての修験道の名残を今に伝えています。また大日坊は、即身仏が安置されていることで知られ、日本最強ともいわれるお守りがあることでも有名です。
蔵王では、蔵王山頂レストランから徒歩圏内のお釜と刈田嶺神社の奥宮へ。東北で有名な蔵王のお釜は、エメラルドグリーンの水をたたえていてとても神秘的な雰囲気。天候により色が変わるため、「五色沼」とも呼ばれています。自然が織りなす美しさをご体感いただけます。刈田嶺神社は蔵王に宿るとされる蔵王大権現を祀る神社です。刈田嶺神社は奥宮と里宮の2つのお社があり、奥宮は蔵王山頂にあり、里宮は麓の遠刈田温泉にあります。もちろん、当ツアーでは刈田嶺神社の奥宮と里宮を両参りします。観光としてだけではなく、信仰の山としての蔵王を体感ください。時期によっては蔵王の紅葉も旅を盛り上げてくれることでしょう。
宿泊は寒河江駅から徒歩圏内のホテルサンチェリー。源泉100％かけ流しの温泉を併設しています。徒歩圏内に、寒河江名物のやきとり屋やそば屋が多く点在していますので、地図を片手に夜の食べ歩きもお楽しみ下さい。もちろんホテル内での食事処や、付近にコンビニもあります。

• 【瀧水寺大日坊】御朱印あり

  大日坊は807年に弘法大師によって開創されました。 続きを見る>>

  古来より出羽三山のひとつ湯殿山が女人禁制だったために、大日坊に湯殿山大権現をお招きし、女人の湯殿山礼拝所(湯殿山全てを祀る寺)として建立したのがこの寺の源となっています。月山の登拝口のひとつ大網口に位置する大日坊は、湯殿山行者の修行道場として繁栄し、江戸時代には徳川将軍家全国七ヶ寺の祈願寺のひとつにも定められました。
  また即身仏「真如海上人」を安置していることで知られています。飢餓や病に苦しむ人々を救済するために自ら土中に入り、仏となった即身仏。即身仏の衣を六年に一回衣替えします。その御衣を中に入れたのが、大日坊のお守りです。テレビで日本最強の御守りの一つと紹介されました。現在の寺は、地滑りのため旧境内より移築。仁王門は鎌倉時代の創建と言われ、県内最古の建築物（県指定有形文化財）です。

• 【岩根沢三山神社】御朱印あり

  正式名称は、月山神社出羽神社湯殿山神社摂社 月山出羽湯殿山三神社社殿 (旧日月寺本堂)。 続きを見る>>

  月山の登拝口のひとつ「岩根沢口」に立地する、月山・羽黒山・湯殿山の三神を祀る神社です。出羽三山の羽黒山山頂にある、出羽三山神社が管理しており、出羽三山神社岩根沢社務所とも呼ばれています。現在の伽藍は再建ですが、神仏習合の信仰を踏襲する貴重な建築物で、東北最大級の木造建築であり、国の指定重要文化財にも指定されています。

• 【刈田嶺神社（奥宮・里宮）】御朱印あり

  蔵王の名称は、平安時代に役行者（えんのぎょうじゃ）の一族が、奈良県吉野山の金峰山の蔵王大権現を分祀してからの名称とされています。 続きを見る>>

  その蔵王連峰〔最高峰は熊野岳（標高1,841m）〕のひとつ刈田山頂（標高1,758m）に鎮座するのが刈田嶺（かったみね）神社・奥宮。かつて、蔵王山頂には蔵王信仰の根本・蔵王大権現社が鎮座していました。江戸時代後期に流行した蔵王参詣では、この蔵王大権現に参拝することが目的となりました。
  明治初頭、神仏分離令を受けて、嶽之坊と合一して水分神社（みくまりじんじゃ）と改称、さらに蔵王刈田嶺神社奥宮と改めて現在に至ります。山のふもとの遠刈田温泉には、同名の刈田嶺神社が鎮座し、里宮と呼ばれています。ご神体は、夏季に山頂の「奥宮」に、冬季は麓の「里宮」にと、両宮の間を季節遷座しています。この時期ご神体は里宮に遷座していますが、奥宮参拝は可能です。