日本二百名山及び花の百名山でもある大岳山（標高1,266.5ｍ）は東京都心からアクセスも良く、日帰り登山として人気があります。
山域には山岳信仰の武蔵御嶽神社、岩間を流れる清流と苔が美しいロックガーデン、マイナスイオンたっぷりの滝の数々、藤の花・レンゲショウマ等の季節のお花、ここ御岳山域は歴史と自然に満ち溢れ東京都とは思えない神秘の場所です。

【大岳山登山の道のり紹介】

都内を出発してたったの90分で山麓の滝本駅へ到着します。関東一の急勾配ケーブルカーに乗車し6分で御岳山駅に到着。5月には藤の花8月はレンゲショウマが咲き乱れ秋の紅葉と大変賑わう観光地です。
大岳山は多様な登山ルートがありますが、四季の山旅では登山のスタート地点までケーブルカーを利用して標高863ｍの御岳駅より大岳山登山のスタートとなります。

【御師の家と武蔵御嶽神社奥宮】

まずは歴史を感じさせる茅葺き屋根が立派な御師の家（おんしのいえ）に圧倒されます。御師の家とは江戸時代に講という団体組織を作り、信仰する御岳山（武蔵御嶽神社）へ参拝する方々を案内し宿泊の面倒をみる宿場のことです。今も宿泊施設としても食事や日帰り入浴を利用することができます。
御師の家を抜けると武蔵御嶽神社随身門に到着です。
ここから山登りがスタートします。山道の出だしから木の根っこがうねうねのきつい登山道となっており、くじけそうになりますが45分ほどで武蔵御嶽神社奥宮へ到着です。
展望はあまり良くないので祠に手を合わせ登山の無事を祈ったら鍋割山へ向けて出発しましょう。

【鍋割山と大岳神社】

アップダウンが続く尾根沿いを進むと標高1.084ｍの鍋割山に到着します。ここも展望は良くないので少し休憩をして大岳山に向けて出発です。 大岳山山頂の手前には大岳神社（大嶽神社の本宮）の社が建ち、かわいらしい狛犬様がお出迎えです。 参拝を済ませて大岳神社を出発すると約20分頑張れば日本二百名山大岳山山頂です。

【日本二百名山・花の百名山大岳山】

大岳山1.266ｍの山頂からは天気が良ければ富士山をはじめ、雲取山、三つ峠、大菩薩等、関東を代表する山々をご覧いただく事ができます。椅子やテーブルはありませんが石の上に座って景色を眺めながら休憩しましょう。

【長尾平と武蔵御嶽神社】

下山ルートは鍋割山と武蔵御嶽神社奥宮方面へは戻らず長尾平に向けて平坦な道のりを下りていきます。
御師の家まで戻ってきたら帰りの集合時間までは日帰り入浴、武蔵御嶽神社へ参拝などをして山域を満喫して下さい。
※御師の家からケーブルカー乗り場への道は二又に分かれ非常に迷いやすいです。間違えたらケーブルカーに乗れず歩いて麓まで下りてしまうのでご注意ください。必ず看板を確認しましょう！

• 御岳山（みたけさん）とは…？

  東京都青梅市にある標高929mの山。 続きを見る>>

  日本三御嶽の一つに数えられ、長野・岐阜両県境の御嶽神社(木曾の御岳)を「雪の御嶽」、山梨県甲府市・金櫻神社(甲州御岳)を「花の御嶽」、御岳山(武州御岳)を「月の御嶽」と称する。古くから山岳信仰の対象となっており、パワースポットの宝庫。山頂には武蔵御嶽神社が建立されています。8月には、5万株といわれるレンゲショウマの花が咲く。(レンゲショウマ群生地の富士峰園地北側斜面)ムササビがよく観察され、土産物屋の商品にもモチーフとして用いられています。

• 大岳山（おおだけさん、おおたけさん）とは…？

  東京都西多摩郡檜原村、奥多摩町の境界、奥多摩山域にある標高1,266.5mの山。 続きを見る>>

  標高はさして高くないが、個性的な山容を備えた奥多摩の名峰です。日本二百名山及び花の百名山の一つに数えられ、古くから農業の神として、また火災や盗難の守護神として山岳信仰の対象でありました。多摩川の南岸にある大岳山、御前山、三頭山を奥多摩三山と呼びます。神が宿るといわれる御岳山域の大自然と展望を存分にお楽しみください。