2018年（平成30年）は、皇紀二六七八年の年であり、また「諸事神武創業の始にもとづき」（王政復古の大号令）とした明治維新百五十年の記念すべて年でもあります。

★橿原神宮
畝傍山の南東麓、約50万平方メートルもの広大な神域に建てられた檜皮葺きで素木造りの本殿と神楽殿。初代天皇であると伝えられる神武（じんむ）天皇が、橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づき、明治23年（1890）に建てられました。ご祭神は神武天皇とその皇后・媛蹈韛五十鈴媛（ひめたたらいすずひめ）です。本殿は京都御所の賢所（かしこどころ）を移築したものです。本殿と神楽殿を訪ねると日本の伝統的な建築美に出会うことができます。

★神武天皇稜
畝傍山の北東の麓、橿原神宮に北接する神武天皇陵は、円丘で周囲は約100m、高さ5.5mの広い植え込みがあり、幅約16mの周濠をめぐらせています。
日本書紀、古事記によると、初代天皇とされる神武天皇（在位：前660年～前585年）は日向（宮崎）地方から、瀬戸内海を東に進んで難波（大阪）に上陸しましたが、生駒の豪族に阻まれたため、南下して熊野に回りました。そこで出会った3本足の「八咫烏」（やたがらす）というカラスに導かれて、吉野の険しい山を越えて大和に入り、周辺の勢力も従えて、大和地方を平定しました。そして、紀元前660年の1月1日（新暦2月11日）に橿原宮で即位し、初代の天皇になりました。

★明日香村
千四百年前の飛鳥時代の歴史や文化を感じ取れる飛鳥は見どころいっぱいです。日本の始まり飛鳥の古墳文化をたどりながら、古き良き日本を知ることができる名所や観光スポットが数多く存在する「古都奈良・飛鳥」を、近鉄橿原神宮前駅からレンタサイクルを借りて日本国誕生の地に気軽にサイクリングで散策してみてはいかがですか。小さなお子様をお連れの方や体力に不安がある方は、電動自転車のレンタルもオススメです。
飛鳥寺、石舞台古墳、高松塚古墳、聖徳太子ゆかりの橘寺、ちょっと足を延ばして、キトラ古墳など、まさに日本建国の地。見どころ満載です。

●その他、橿原神宮周辺
・畝傍山（うねびやま）：万葉集でも詠まれている大和三山の一つ。標高199ｍ　初心者でも安心して登れるハイキングコースです。
・久米寺：「久米仙人」の逸話が有名なお寺です。
・おふさ観音：2千種類以上のバラをはじめ、四季折々のお花が楽しめる「花まんだらのお寺」であり、元気になれるお寺として有名です。本尊十一面観音様は、身体健全、厄除け、ボケ封じをはじめ開運、良縁、学力向上などさまざまな願いを叶えてくださるとして多くの参拝者が訪れています。 ・藤原宮跡：かつて藤原京の中心であった藤原宮跡。

■２月１１日「建国記念日について」
日本書記では、初代神武天皇が橿原宮に都を開いた日を、「辛酉年（かのとりのとし）の春正月（むつき）の庚辰（かのえたつ）の朔（ついたちのひ）に、天皇（すめやみこと）、橿原宮に即帝位す（あまつひつぎしらしめす）。是歳（ことし）を天皇の元年（はじめのとし）とす」と、記されています。
明治時代になって太陽暦に換算して算出されたのが二月十一日で、政府はこの日を日本の誕生を祝うのに最も相応しい日と定め、「紀元節」と名付けました。「紀元節」は、戦後、日本を占領したGHQによって廃止されますが、昭和二十七年の主権回復後、紀元節復活を求める国民の声が高まり、これを受けて昭和四十一年に改めて二月十一日を「建国記念の日」として国民の祝日とすることが定められました。国民の祝日に関する法律には、「建国をしのび、国を愛する心を養う」とその目的が書かれています。

• 【レンタルサイクル】

  近鉄橿原神宮前のレンタサイクル店までご案内いたします。 続きを見る>>

  料金：1日1000円程度　電動自転車 1日1500円程度
  
  ※自由行動でのお奨めコース
  明日香村散策モデルコース（約150分） ※滞在時間、昼食時間除く
  
  ①　橿原神宮駅前　＝＝(25分)＝　飛鳥資料館　＝(5分)＝　飛鳥坐神社　＝(3分)＝　飛鳥寺　＝＝＝＝（2分）＝＝亀形石造物　＝＝(10分)＝＝石舞台古墳　＝(10分)＝＝　岡寺　＝＝（15分）＝＝＝高松塚古墳　＝(20分)＝　キトラ古墳　＝（30分）＝＝　橿原神宮駅前
  
  ②　橿原神宮駅前　＝＝(15分)＝　天飛鳥資料館　＝(5分)＝　飛鳥坐神社　＝(3分)＝　飛鳥寺　＝＝＝＝（2分）＝＝亀形石造物　＝＝(10分)＝＝石舞台古墳　＝(10分)＝＝　岡寺　＝＝（15分）＝＝＝高松塚古墳　＝(20分)＝　キトラ古墳　＝（30分）＝＝　橿原神宮駅前