ツアー日程 : 2011年5月3日(火)出発 日帰り
お客様人数 : 49名様 (大人:45名 子ども:3名 幼児:1名)
同行添乗員 : イッシー
ゴールデンウィークの真っ直中、大型観光バスで秩父へ向けて出発!
私は個人的に秩父へ写真やグルメで頻繁に行く事が多いですが
今回ご参加いただいたお客様の大半が、やはり秩父は初めて行くとのことでした。
秩父は東京の隣県の埼玉の山あいにある。
いつでも行ける近さですが、いざ個人で行くと電車の乗換などで意外と割高…
また来年…と考えがちで、なかなか足が運べない場所でもあります。
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※2011年度のツアー行程では東松山にある箭弓(やきゅう)稲荷神社に
立寄る行程でボタンやツツジ、フジの花を観賞できるため組まれていました。
2012年度のコースでは長瀞の通り抜けの桜を観賞いたします。
しかし5月3日出発分は、ゴールデンウィーク初日ということもあり
渋滞のピーク真っ只中だったこともあり高速道入口から絵に描いたような地獄絵図。
動かず大半が下道となってしまい、秩父は午後着に…
関越道の花園付近に着くと渋滞がなく、順調に流れたのは不思議な感じでした。
観光バス専用の駐車場に着き、歩くこと約15分…
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あいにくの曇り空でしたが、白とピンク色の芝桜は
曇り空を跳ね返すほど強力な蛍光色で、見ごたえあります。
さて、この羊山公園は戦前、埼玉県の羊の綿羊種畜場があり
良質な絹織物のための綿羊を飼育していたことから
この一帯を「羊山」と呼び交わすようになったと言われ
その名残で公園の由来になったという。
秩父は、太古より養蚕・絹織が盛んであった場所で現在の秩父夜祭も
元はその絹織物を各地に取引するため絹市が由来。
何かと秩父観光と絹織物には縁のある地である。
写真右側のベンチの右奥に仮設の土産屋や露店が出店しているが
実際に当時の雰囲気作りのためか、羊が飼われています。
芝桜の観賞も大切だが、この公園の由来となった羊達も
忘れずに押えておきたい所です。
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鮮やかなピンク色が美しく、非日常的なお花畑です。
例年は4月29日(昭和の日)に最も混みあいます。
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※参考:2011年4月21日撮影
さすがにシーズン前の平日ということもあり、見物客が少なめでした。
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5月と比べると芝桜のお花は寂しいですが
見物人が少ない分、じっくり堪能出来ます。
公園の奥に見える山(武甲山)はその昔、日本武尊が自らの甲(かぶと)を
この山の岩室に奉納したという伝説が残り、武甲山の名の由来になったようです。
現在ではセメント原材料の石灰石が採掘できることもあり
北側斜面の山頂側を中心に年々山が削られています。
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※参考:2011年4月21日
くぼんだ所より入口方面を撮影。
花数が少なくても、天気でカバーしており、きれいな光景です。
秩父・羊山公園を後にし、長瀞の岩畳を目指す。
何もなければ30分ほどの移動。
バスの車内からも、背後に武甲山、秩父の町中で鉱石を運ぶ巨大ダンプカーや
貨物列車が頻繁。日常の秩父らしい風景も車窓よりご覧いただけます。
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長瀞の岩畳に到着。
隆起した結晶片岩が文字どおり岩畳となって広がる風景は自然が創り出した芸術品。
長瀞の地名の由来となった「瀞」の字は川の流れが緩い部分を指し、この地の名勝である
岩畳は長い年月に渡り、川の浸食を受けてこの景観が形成されたものとされます。
この風景は、都内を流れる荒川の上流にあるという事を忘れてしまいがちです。
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※参考:2011年4月21日撮影
ゴールデンウィーク前の長瀞の様子。誰も居ません…
長瀞ラインくだりの船頭員さんも、どこか寂しそうでした。
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5月の場合、長瀞岩畳では岩藤が群生しており、花をご観賞いただけます。
せっかく長瀞来たので、現地オプションとしてライン下り体験も
案内したいところでしたが、この日は秩父に来るまでに予想以上に時間を
とられてしまい、帰りが遅くなるのも問題のため、この日は案内を断念…
(ご参加を希望されたお客様、申し訳ございませんでした。)
☆もしも舟下りを体験したいというお客様
ツアーで同行の添乗員さんに相談して見てくださいね!
長瀞を後にし、帰りにバームクーヘンで有名なお土産屋に
トイレ休憩兼で立寄り18時50分に出発。
その後、目と鼻の先にある関越自動車道へ。
入口は詰まっており渋滞が心配…
驚いた事に、料金所を過ぎると上り東京方面は行きのような
渋滞が一切なく流れています!
下りの新潟方面は未だに渋滞が続いておりました。
ゴールデンウィークの渋滞ラッシュ、恐ろしい…
上り線は練馬まで順調だったともあり、新宿駅西口に20時33分
東京に20時58分の到着。着後はすぐ解散となりました。
帰りは渋滞がほぼなく、お客様とともにホッとしました。。
5月3日にご参加いただきました皆様、お疲れ様でした。
また機会がありましたら、四季のバス旅ツアーご参加お待ちしております!
~最後までご覧いただき、ありがとうございました~
この記事を書いた人
高橋 早紀
ぜひ四季の旅のツアーに一度遊びに来てください!個性溢れる添乗員が笑顔でお客様をお迎えいたします♪