イチゴ狩りと御神木の三嶋大社と來宮神社

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樹齢1200年・金木犀(キンモクセイ)の伊豆国一宮・三嶋大社、樹齢2000年と1300年の2本の大楠が茂る熱海・來宮神社。來宮神社は江戸時代まで「木宮明神」と称し、「木宮」は木に宿る神々をお祀りする神社です。今回は、そんな神が宿るパワーを持った御神木にあやかる日帰りバスツアーです。

伊豆国一宮、樹齢1200年金木犀の三嶋大社

三嶋大社・鳥居
三連休の2日目、しかも寒さが和らいだこともあり、三嶋大社は大混雑でした。また、今日は建国記念日のせいもあるかもしれません。三嶋大社・神門のところに、「二月十一日午前十時 紀元祭齋行」と看板が出ていました。
【紀元祭とは】神武天皇建国の大業をあおぎ、日本民族の自覚を深め、愛国の意義を新たにし、皇室の隆昌と国家の安泰を祈念する祭祀。

源頼朝が再起を図った三嶋大社

三島大社は源頼朝が再起を図り、何日もお参りした神社です。そして、平家を倒して鎌倉幕府を樹立しました。そのため、現代の戦い—仕事や受験に特にご利益があります。

では、三嶋大社を見に行きましょう。

まずは、鳥居から境内に入るとすぐ左の沼の中に厳島神社があります。弁天様を祀っています。

厳島神社総門
神門
舞殿、奥に見えるのが本殿
さらに参道を歩いていくと総門、神門、舞殿、本殿が現れてきます。本殿に施された彫刻はとても素晴らしいのですが、ご覧の通りネットが張ってあり、アップでも分かりづらいですね。下で紹介しているホームページに詳しく出ています。興味のある方はどうぞ。
三嶋大社・境内案内 →http://www.mishimataisha.or.jp/precinct/
このサイトは、とても良く説明されています。最初にページの一番下にスクロールしてから順に上に見ていってください、実際の鳥居から本殿まで実感できます。

本殿参拝の列は長く、とても混んでいました。先に主だったところを見てしまおうと、並んだ列を外して後で戻って見るとこれが大失敗。次から次と参拝者が訪れ、長蛇の列は変わらず……

「ヤバい!参拝してると、間に合わない!」

並んで参拝する時間がなくなってしまいました。しかたなく、列からはずれたところで、心の中で手を合わせました。さらに、御朱印をいただく列も混んでいて、御朱印をもらうこともできませんでした。

参拝者が絶えない本殿

樹齢1200年以上の金木犀

三嶋大社では、何と言っても御神木・金木犀を見なければいけません。金木犀はもともと大きな木ではないのですが、高さ約10mと言ったところでしょうか。樹齢1200以上と期待値・大でしたので、意外に小さいと思ってしまいました。


金木犀を見て神門を出ると、左に源頼朝が再起を祈願して参拝していた時、一休みする「腰掛石」があります。隣には、源頼朝の妻政子の小さな腰掛石も。この腰掛石と並んで神馬舎があります。ここの馬は神を乗せて毎日箱根山へ行って、朝の食事時に戻ってきたと言われています。そのため、人々は「お馬様が帰った」と言って、朝食をとるそうです。
 

みしまコロッケ

TBSドラマ『ごめんね青春!』2014年 →http://www.tbs.co.jp/gomenne_tbs/
脚本・宮藤勘九郎、満島ひかり・錦戸亮・波留・斉藤由貴・生瀬勝久など。
このドラマは三島市がロケ地となり、この「みしまコロッケ」が出てくるそうです(すみません、このドラマ見ていません)。「みしまコロッケ」は、道を挟んで鳥居の反対側で売っていましたので、食べてみました。少し甘い感じで、ソフトな歯触りでした。
三嶋大社を12時30分に出て、伊豆フルーツパークに向かいます。バスで10分弱です。

伊豆フルーツパークで昼食とイチゴ狩り

昼食は、しらす釜まぶし御膳です。

店員さんから、まず「しらす釜まぶし」の食べ方の説明がありました。まず半分ほどはそのまま食べて、残り半分はダシをかけていただきます、と。「しらす釜まぶし」の味付けもダシもあっさりしていました。写真のように、うどんや天ぷらもありましたが、全体的に軽くいただけて、すぐ後(12:45〜)のイチゴ狩り食べ放題にはあまり影響しません。

弥生姫のイチゴ狩り

三連休の中日でしたが、今回のバスツアーには子供が一人もいませんでした。他の2つの観光地が、パワースポットの神社だからでしょうか。それはともかく、バスのなかであらがじめフルーツパークのスタッフさんから、いちごのもぎ方を教えてもらいました。イチゴの種類は、弥生姫です。


全くの偶然ですが、前日2月10日(土)にぐっさんと加藤茶さんが鎌倉のイチゴ狩りをしていたTV番組『にじいろジーン』を見ていました。美味しいイチゴの見分け方を教えてもらいました。

1. イチゴのヘタが上に反り上がっている
2. 全体に赤く色づいている
3. 先の方が甘いから、ヘタの方から食べるとだんだん甘くなる
(これは食べずらい、ヘタを持って先から食べる方が自然です)

私は30個ほどで、お腹いっぱい。添乗員さんによると、80個食べた強者がいたそうです。「どんだけ〜」と心の中で叫びました。

イチゴ狩りは、やはり子供ですね(他のグループのお子さん)。
あなたは知ってた? 11種類ある海老せんべい「えび富士」
また、伊豆フルーツパークに入ると、えびせんの匂いがプ〜ンとしてきます。なんと、ここには11種類の海老せんべい(540円)がありました。建物内に小さな工場があり、ここで製造しています。11種類は、お好み・素焼き海老の舞・いかちび・玉ねぎ・めんたい梅ソフト・黒ごま・えびざくら・ごぼう・ウニ・小魚 です。

店員さんのオススメは、この「えび富士」ではなく、写真一番右下の「桜えびのえびせん」(1,080円)だそうです。さすが店員さん、値段が高いのをススメてきます。


さて、ここを2時10分に最後の観光地・來宮神社に向かいます。來宮神社のそばまでくると「熱海梅園・梅まつり」が車窓から見えました。結構梅が咲いていて、観光客も多くいました。

カフェと神秘な大楠の杜・熱海 來宮神社

「竹の中の鳥居、いい雰囲気だな〜」
まずは竹に覆われた鳥居を前にして思いました。そして参道にも、竹が少し植えられています。そんなに長くはないのですが、本当にいい感じです。





第二大楠の大きな木の空洞

その竹の右前に、樹齢1300年の第二大楠があります。落雷にも負けなかった楠、その太い幹の内側にはえぐられたような空間があり、そこに小さな社がありました。この第二大楠には、みんな手を当ててそのパワーをいただいていました。



私も手のひらを幹に当て目を閉じ、樹木の気を感じようとしてみました。確かに心が落ち着くような体験です。みなさん、映画「アバター」を覚えているでしょうか。主人公ジェイクとその恋人ネイティリが大きな「魂の木」の中で結ばれ、「魂の木」の気を感じるシーンです。とても、御神木を感じるかのような世界観がありました。キャメロン監督は、神秘な世界を信じているようです。

第二大楠の大きな木の空洞

おしゃれなカフェがある「参集殿」

さらに参道を進んでも、神社によくある随神門などの門がこの來宮神社にはありません。階段を上がるともう拝殿が見えます。階段の左には、都会で見られるようなカフェがある「参集殿」があります。

「え、ここで御朱印もらうの!なんか雰囲気違うな〜」

と、心の中で思ってしまいました。写真のように大きな木がなければ、ホント都会のオープン・カフェです。來宮神社は、こんな風に女性受けするような神社を目指しているようです。案内マップなどは、雑誌「hanako」に出てくるイラスト・マップです。

ようこそ、熱海・來宮神社へ →http://www.kinomiya.or.jp




それにしても、來宮神社も、三嶋大社と同じくたいへんな混雑です。三嶋大社では参拝できなかったので、早めに参拝することにしました。また、御朱印もすぐいただきました。

圧倒される大きな第一大楠

それでは、今日の大本命、第一大楠を見に行きましょう。本殿の左に幅1.5mぐらいの通路があります。ここも両サイドは竹です。20mほど行くと、眼前に大きな御神木・樹齢3000年の大楠が現れます。国指定天然記念物です。

添乗員さんの話では、この大楠の周りを1周すると、寿命が1年延びるそうです。3周すると願いが叶うそうです。しかし、あまりの大きさに見とれてしまい、木の周りを3周する事をすっかり忘れていました。実を言うと「御神木に願掛け」を密かに期していたのです。家に帰ってから気づきましたが…後の祭りです。



終わりに

日曜日、それも天気が朝からよくなり暖かくなったせいでしょうか。とにかく人、人、人で三嶋大社も來宮神社も大混雑していました。

今回観光地は3か所でしたが、なんか初詣に近いせわしなさを感じてしまいました。よくよく考えてみると、写真を撮るとき、人があまり入らないように少し待つのですが、今回はその待っている時間が長かったようです。

帰りの混雑を予想して、熱海からは箱根山を通ることになりました。途中の十国峠では、富士山が見られました。前回に続いて、今年は富士山と縁があるようです。

余談ですが、私の母校・埼玉県立川越高等学校には、門を入ったところに大きなクスノキが植えられています。だから、学園祭の名はいつも「クスノキ祭」でした。今もあります。


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当記事で取り上げたツアーはこちら
三嶋大社と来宮神社  いちご狩り食べ放題 

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