この記事は 安房神社と洲崎神社ツアー の紹介記事です。
海鮮浜焼き〜鶴谷八幡宮〜安房神社・洲崎神社アクアライン「海ほたる」
海底の長いトンネルを抜けると「海ほたる」であった。
新宿から約40分。5Fまで続くエスカレーターに乗り、一気に展望デッキへ。まだ、午前中ということもあり、あまり混んでいません。目の前に広がる地平線。空と海の境目に立って、思いっきり深呼吸します。
4Fフロアーにある「幸せの鐘」は売店を通り過ぎてさらに奥の場所にあるので、分かりにくく意外に知られていません。この鐘を鳴らし、誓いをすると一生幸せに暮らせます。ですので、不倫のカップルは避けましょう。
海ほたる https://www.umihotaru.com
さあ、海ほたるでリラックスした後は、いよいよ「海鮮浜焼き・食べ放題」へGO!
道楽園、海鮮浜焼き食べ放題
海ほたるから通常であれば約40分のところ、高速道路の事故で遅れてしまい11時過ぎに道楽園に着きました。道楽園は、館山ICのすぐ前。バスは海鮮浜焼き「海女小屋」のすぐ前で停車しました。
添乗員さんからサザエとカキの焼き方を教えてもらいました。
「殻が破裂して、天井まで飛んだこともあるので、網をかぶせます。焼いていると熱くなり、また臭いもつきますので、上着は着ないで行ってください」
海鮮浜焼き・道楽園「海女小屋」
今日の第1ラウンド、11時10分から1時間、海鮮浜焼き・食べ放題スタート!
まずは、カキ、ホタテ、サザエ、ホンビノス貝(味も見た目もハマグリに似ています)を網の上に。カキとサザエは専用の網を被せておきます。
それから海鮮丼を作ります。海鮮丼のご飯の量は、50gから250gまで、7つのボタンから選べる機械で丼に入れます。お茶碗少なめの100gにしました。海鮮ではありませんが、好きな鴨のパストラミの薄切りがありましたので、多めにのっけてしまいました。
浜焼きの方では貝がグツグツしてきましたので、トングで貝殻を開こうとしました。その時……
貝殻ではなく、サザエの身が爆発!!!
いや〜ビックリ!サザエの身と汁が、顔や服にかかってしまいました。隣の人にはかからなかったと思いますが、頭を下げました。気を取りなおして、カキの殻を開けようとしたら、添乗員さんが来て開けてくれました。サービス満点のやさしい添乗員さんです。
開けたカキの身はぷっくら、さらに少し焼いて食べます。その時またまた災難です!唇を少し火傷してしまいました。さらに、大きいカキ3個とイカ、エビを焼いて食べました。
海鮮丼も食べ終わり、デザートのフルーツも食べると、時間は、40分ほど経っていました。いや〜食べた、食べた〜。食べ放題だと食い意地が張って、やはり食べ過ぎてしまいます。
道楽園を12時30分に出発。そして、第2ラウンドの神社巡りの始まりです。最後にはビックリする、予想もつかなかったロケーションの神社が現れました。
「百態の龍」とマキの巨木の鶴谷八幡宮
道楽園から約10分ほどで、鶴谷八幡宮です。
祭神:誉田別命(ホンダワケノノミコト)
ご利益は、国家安泰・殖産産業・家運隆昌など
「鶴」がつく関東三鶴の一つです。他の二つは、鎌倉の鶴岡八幡宮と鶴峯八幡宮(市原市あるいは富津市)です。この三社は、東京湾を守っているとも言われています。
ちなみに、日本三大八幡宮は、大分にある本宮たる宇佐神宮、京都の石清水八幡宮(行ってみたい!)、福岡の筥崎宮です。筥崎宮に変えて、鎌倉の鶴岡八幡宮を入れる場合もあるそうです。
拝殿の「百態の龍」
私の中では期待値大の後藤義光作「百態の龍」が、お賽銭箱の上から見下ろしています。実際は、真ん中の大きな龍も入れて、55態。ひとつひとつの細部のリアル感は期待通りでした。干支が「辰」である私は、小さい頃から龍が好きでした。龍の子太郎が龍の頭に乗っている絵なども描いていました。
もう一つ境内で目を引くのは、大きな千葉県木のマキの木です。かなりパワーがありそうです。その葉の形から「細葉(ほそば)」と言われることもありますが、その太さには圧倒されました。
「通常、マキの木はこんなに大きくはならないんです」
と、宮司さんが説明してくれました。
正面の拝殿左にある小さな鳥居が若宮八幡神社で、祭神は大雀命(オホサザキノミコト)仁徳天皇。拝殿右の横長の建物が御仮屋(祭りの日に神輿を一時的に納める建物)、御仮屋の右が安房神社の神輿を収める遥拝所です。
毎年9月14・15日の例大祭は、「国司祭」とも「安房六所祭」とも呼ばれ、国中の主要な11の神社の神輿が、境内に勢ぞろいします。
鶴谷八幡宮には、この他に忠霊塔、日露戦争記念碑をはじめ様々な記念碑があります。
安房国一宮「安房神社」
鶴谷八幡宮からバスで約10分で安房神社です。その参道が下の写真です。
上の宮(本宮)主祭神:天太玉命(アメノフトダマノミコト)
三種の神器・八咫(やた)の鏡の守護神。日本の産業創始の神で、商売繁盛、技術向上、学業向上にご利益があります。(写真:上)
下の宮(摂社)祭神:天富命(アメノトミノミコト:天太玉命の孫神)と天忍日命(アメノオシヒノミコト:天太玉命の兄弟神)
共に開拓の神で、新しい土地に乗り出し、勇気を奮って未開地を切り開いていく心の強さと粘り、集中力の霊験があります。(写真:下)
安房神社は一宮の名に恥じず、その参道から境内、建物すべてに落ち着いた風格があります。きらびやかさはありませんが、少し段差もある境内のレイアウトは単調にならず、変化に富んでいます。
下の宮は、上の宮の境内から離れた右の奥まった場所にあります。その前にある大きなマキの御神木に手を当てると、幹の芯から静かなパワーが伝わってくるかのようです。木のそばに、御手洗池があります。
厳島社(末社)祭神:市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)は、海上交通を守護される海の女神。
琴平社(末社)祭神:大物主神(オオモノヌシノカミ)海上交通・航海安全の神。
安房神社の始まりは、今から2670年以上も前にさかのぼります。神武天皇の命令を受けた天富命(下の宮)は、肥沃な土地を求め、まずは四国の阿波国(徳島県)に上陸し、そこに麻や穀(カジ=紙などの原料)を植え、開拓を進めました。
その後、天富命一行はさらに肥沃な土地を求めて、海路黒潮に乗り、房総半島南端に上陸し、ここにも麻や穀を植えます。この時、天富命は上陸地である布良浜の男神山・女神山という二つの山に、御先祖にあたる天太玉命と天比理刀咩命をまつり、これが現在の安房神社の起源となります。
安房神社の隣に「館山野鳥の森」があります。ショップには可愛い鳥グッズがあり、千葉県鳥のホオジロのキーホルダーは可愛さ満点です。
【安房神社】参照
http://www.awajinjya.org/index.htm
海抜110mから海を見下ろす「洲崎神社」
安房神社から海岸沿いを走り、バスで約15分で洲崎神社です。
ビックリした、予想もつかなかったロケーションの神社、それが洲崎神社です。
祭神:天比理乃咩命(アメノヒリノメノミコト)
安房神社の天太玉命(アメノフトダマノミコト)の后神(奥様)です。ご利益は、結婚・安産・家内安全。また源頼朝の故事から、再起・再興の神様として信仰されています。
「うわ!すごい急な階段だな〜」
随神門を通り抜けると、壁のような148段の急な階段(厄祓坂)が立ちはだかります。この坂を登ること自体が、厄払いになり、ご利益にもなるのです。
今度は、反対に海の方に振り返り見下ろすと、
「絶景かな!絶景かな〜!」
と、歌舞伎役者のように叫んでしまいそうです。
境内は、中央正面の拝殿の後ろに本殿があります。右に長宮、その奥に金比羅宮(写真:上の中)、左に赤い鳥居4つの稲荷神社があります。
本殿を参拝し降りてきて、参道に面した道路を渡り、浜の鳥居を通りぬけ、海岸に行きました。ここには、そっと幸せを運んでくれるかのような「幸福の鐘」がありました。ここには「御神石」があると、帰ってきて調べてわかったのですが、その時は気づきませんでした。
「我に、もう一度チャンスを!」源頼朝。
1180年、石橋山の合戦で敗れ、海路で安房の地へ避難していた頼朝は、再挙を期して洲崎神社を参拝しました。その後、頼朝は平家討伐を成功させ、見事願いをかなえます。この故事から、洲崎神社も安房神社と同じく「一宮」となりました。
だから、何かに行き詰ったとき、新しいチャレンジをしたい時、洲崎神社を参拝すれば、きっと力になってくれるのです。
【鎮座地 – 安房国一宮洲崎神社】参照
http://www.sunosaki.info
最後に
今回の日帰りバス旅行は、とてもゆったりしたスケジュール設定です。
新宿を8:30分に出発し、18時前後には帰ってこられます。また観光地間も近く、長い間バスに乗っていることもありません。トイレが心配な方も、安心してツアーに参加できます。
このツアーに参加するには 安房神社と洲崎神社ツアー をご覧ください。
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この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。