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この記事は 大神神社ツアー の紹介記事です。
奈良県桜井市にある大神(おおみわ)神社は日本最古の神社のひとつとされ、大和の国の一の宮でもあります。御祭神は大物主大神 (おおものぬしのおおかみ)。本殿はなく三輪山をご神体として拝するという、原初の神祀りの様子を現在に伝えています。
今回、四季の旅さんのバスツアーを利用して、大神神社と三輪山登拝ツアーに参加してきました。
大神神社の大鳥居
新宿駅西口 都庁大型バス駐車場を23時に出発して、23時半には消灯。途中、4回ほどトイレ休憩をはさみ、朝6時半には大神神社の大鳥居に到着しました。高さ32メートル。こちらが一の鳥居だと思っていましたが違うようです。
大神神社 二の鳥居
駐車場からは、まっすぐ歩くと7分ほどで大神神社の二の鳥居に到着します。鳥居をくぐると空気が変わりますね。
祓戸神社
参道に入ってすぐ、左側に鎮座している祓戸神社では、心身を祓い清めてくださる祓戸の四神が祀られています。ここでまず穢れを払ってから大神神社を参拝します。大神神社 拝殿で皆さんと撮影
三輪山がご神体なので本殿はなく拝殿のみです。拝殿の後ろには三つ鳥居があるのですが、一般の参拝者は見ることができません。拝殿に向かって右側にはご神木の杉の木があり、この杉の木に白蛇に姿を変えた大物主大神様がいると言われています。
ご神木 杉の木
杉の木の前には生卵が!実は他の場所にも生卵がお供えされています。蛇の好物の生卵をお供えするのと、生卵に願い事を託してお供えすると、神様がひと飲みして叶えてくれると言われているのです。
自宅から生卵を持ってきていた人もいましたが、私は持ってきていなかったので、朝に立ち寄った売店で生卵を買って、お供えしてきました。
参集殿の中のなでうさぎ
大神神社拝殿の左、参集殿の中には、なでうさぎ様がいらっしゃいます。撫でるとご利益があるといわれ、特に手足の痛みをとってくれるそうです。
みんなに撫でられてピカピカです。
参集殿では夏越の祓の人形奉納もできました。
産集殿の左には 祈祷殿があり、ご祈祷はこちらで受けることができますよ。
くすり道
祈祷殿の左に三輪山登拝の入口がある狭井神社へと続く、くすり道があります。大物主大神様は薬の神様でもあるため、薬業関係者奉納の薬木・薬草が植えられています。
二の鳥居から狭井神社まで、早足で歩けば15分くらいで着きますが、もろもろ参拝して歩くともう少し時間がかかります。御朱印やお守りは9時を過ぎないといただけないので、まずはみんなで狭井神社まで行きました。
こちらのオプションに申し込まず、その時間を利用して同じ奈良公園内にある東大寺に奈良の大仏様を見に行ってきた人もいました。
山の辺の道
三輪山への入口は挟井神社にあり、9時から登拝ができます。今回、四季の旅さんがお願いして、特別に8時半から登拝できるようになっていました。ツアーはここから自由行動。午後1時にバスに集合となります。まだ8時前だったので添乗員さんの案内で希望者は檜原(ひばら)神社に向かいました。
挟井神社から檜原神社までは、歩いて片道30分ほどです。
ただし、その道は 「山の辺の道」と呼ばれる史実に残る日本最古の道です。
何千年という時を超えて、同じ道を歩いていると思うと、とても不思議な気分になりました。若干勾配のある山道は登拝の良い準備運動になるかも。
檜原神社
珍しい三つ鳥居の神社で、こちらにも本殿はなく三輪山を拝するようになっています。注連縄柱
鳥居の代わりに注連縄柱が入口に立っています。写真ではわかりづらいですが、境内からの眺めは絶景です。
小さな神社ですので、参拝を終えたら、すぐに解散。
三輪山登拝をしない参加者は、添乗員さんの案内で卑弥呼が埋葬されていると考えられている箸墓古墳(はしはかこふん)へと向かいました。ここから電車で伊勢神宮まで往復できるくらい、時間の余裕があると添乗員さんが言っていました。奈良市内の見学に出かける人もいるそうです。
私たちは来た道を戻って狭井神社に向かいました。
【三輪山登拝へ】
狭井神社
狭井神社に戻ってきたのは8時半過ぎ。既にほかのツアー参加者は登拝の準備を始めていました。まずは受付をします。住所、氏名、電話番号を用紙に書き(グループで参加の場合は代表者のみ)、登拝料ひとり300円を納めます。地図をもらい(グループに1枚)、首からかける三輪山登拝之襷をひとり1本もらいます。白装束の代わりの襷です。杖を借りる参加者
杖は自由に借りられます。途中険しい道もあるので、よほど山に登り慣れている人以外は借りて行くことをオススメします!自分たちでお祓いを済ませてから山に入ります。いざ登拝へ
“]◆登拝時の注意◆・飲食・火気の禁止
・写真撮影禁止
水分補給のための飲み物は持参可能ですが、水のみとなっています。
また、公には書いてありませんが、山の中であったことを山から出て人に話してはいけないと言われています。
登拝は午後2時まで。午後4時までには山を出なければいけません。
登拝が終わったら襷を戻します。この襷が入山した人の数を管理しているため、返し忘れると連絡が来るようになっていて、連絡が取れない場合捜索隊が入る騒ぎになってしまうこともあるので注意が必要です。
実際、急な道もあるため崖から落ちて救助活動が行われたことも過去にあったようです。
地図
早い人でも2時間弱、遅い人でも3時間ほどで往復できます。コインロッカーがあるので荷物を預けて登ることができますよ。
三輪山登拝はハイキングではないので注意してくださいね。大きな悩みを抱え、救いを求めて山を登る人が多い中、最近はハイキング気分で登っている人もいて、問題も起きているそうです。
登拝後、ご祈祷を希望する人は下の祈祷殿で受付しています。
着替えを持ってきて、正装してご祈祷を受けている方もいました。
薬井戸
狭井神社の後方にある薬井戸は、万病に効くと言われている薬水が湧き出ています。ペットボトルに入れて持ち帰ることも可能です。登拝中の飲み水として汲んでいく人もいます。
大体の人が11時過ぎには登拝を終えていました。
帰りの時間まで2時間ほどあるので、御朱印をいただいたり、お昼ご飯を食べて過ごします。
大和平野
久延彦神社に行く途中にある展望台からは大和平野を一望できます。アップダウンがありますが、是非もうひと頑張りして登りたいところ。
今回はこれで大神神社を後にしましたが、
途中、二の鳥居に向かう参道で白蛇を見かけました!
三輪山の神様に出会えたので、良いことがありそうです♪
「そうめん処 森正」
参拝を終えたらお腹が空きました!三輪といえば三輪そうめん。そうめん発祥の地なのだそうです。
そうめん処 森正さんは中でも人気のお店。二の鳥居の左側にありますよ。
大きな氷の上にきれいに盛り付けられたそうめんの上に、錦糸卵と海老、椎茸。そうめんの素朴な味を引き立てるシンプルな具。椎茸のあまじょっぱさが良い箸休めになります。
参拝で疲れた体に染み渡る~!
今西酒造で日本酒の飲み比べ
三輪は日本書紀の中で日本酒発祥の地として記されています。今西酒造は創業350年を超える老舗酒造。こちらの代表的な日本酒「純米吟醸 三諸杉 露葉風」と酒粕を使用した日本酒アイスが、こちらではいただくことができます。アルコール度数は0.9%。低いけれどアルコールが入っているのでドライバーの人は注意。バスツアーなら気にせずに食べられますね。お土産に、今西酒造の「純米吟醸 三諸杉 露葉風」を買って帰りました♪登拝を終えてヘトヘトになっていても、バスの中で眠っているうちに新宿まで帰ることができるのが、バスツアーの良さですね。
13時に大神神社を出発。途中、刈谷SAと沼津SAで休憩をとり、夜8時に新宿に到着しました。
◆今回のバスツアーコース◆
(往路)23:00 新宿駅西口大型バス駐車場出発⇒途中SAでトイレ休憩4回⇒6:30大神神社到着⇒自由時間⇒(復路)13:00 大神神社出発⇒
途中SAでトイレ休憩2回⇒新宿駅 20時到着
◆ライタープロフィール◆
鈴木 由香
このツアーに参加するには 大神神社ツアー をご覧ください。
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この記事を書いた人
高橋 早紀
ぜひ四季の旅のツアーに一度遊びに来てください!個性溢れる添乗員が笑顔でお客様をお迎えいたします♪