この記事は、「三浦海岸の河津桜とソレイユの丘 菜の花~うらりマルシェと海南神社~バスツアー」の紹介記事です(2025年3月1日参加)。
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三浦海岸桜まつりでは、駅から小松ヶ池公園までの約1kmの道に、約1,000本の河津桜が咲き誇ります。祭りの期間中、駅前には出店が立ち並び、訪れる人々は三浦海岸の名物グルメを楽しむことができます。
また、ランチにはうらりマルシェ周辺で新鮮な三崎まぐろや三浦野菜を味わえ、マルシェから徒歩5~6分の場所にある海南神社にも足を運ぶことができます。
さらに、ソレイユの丘では菜の花畑が一面に広がり、鮮やかな黄色の絨毯を楽しむことができます。
それでは、三浦海岸桜まつりバスツアーに出発しましょう!
出発地点は、新宿駅西口にある都庁大型バス駐車場です。三浦海岸駅までは、バスで約90分の道のりです。
目次
三浦海岸桜まつり
三浦海岸駅に到着したのは10時10分。これから約2時間の自由時間です。駅から小松ヶ池公園までの約1kmには、河津桜と菜の花が美しく咲き誇ります。道は線路沿いに続いているので、迷う心配はありません。
三浦海岸駅前の河津桜は満開で、多くの出店が並んでいます。ですが、出店は後のお楽しみにして、まずは小松ヶ池公園まで足を運んでみようと思います。


出店が並ぶエリアを抜けて右に曲がると、すぐに線路の高架下に出ます。

道路を渡り、線路沿いをまっすぐ進みます。最初の5分ほどは桜が少なめですが、最初の陸橋が見えてくるあたりから、桜が目立ち始めます。

道路を渡り、左側から陸橋へと上がっていきます。陸橋の上からは、桜が続く美しい並木道を一望できるからです。

橋の上から、これまで歩いてきた道を振り返ると、桜並木はまだ短いですが、美しい景色が広がっています。そして、上の写真では元の道路の左側に戻り、さらに先へ進みます。


河津桜は、早咲きの桜の一種で、静岡県賀茂郡河津町で発見されました。開花時期は1月下旬から3月上旬と、ソメイヨシノより早く、濃いピンク色の花が特徴です。花期が長く、約1ヶ月ほどです。


おおよそ10分間隔で電車が通ります。電車が来ると、皆さん一斉にカメラを向けて、写真を撮っていました。

ピンクとイエローのコントラスト!これぞ、まさに早春の彩りですね。

50mほど先に2番目の陸橋が見えてきますが、このまま真っ直ぐ進んでも陸橋には上がれません。まずは道路を左に渡りましょう。道路を渡った先には、小松ヶ池公園の広場があります。



広場から陸橋へ上がると、右手には先ほど歩いてきた桜並木と菜の花が続いているのが見えます。

陸橋の上からの眺望は、まさに「これぞ!三浦海岸の桜並木」といった風景が広がっています。
ただし、この橋には写真を撮る人が立ち止まらないように覆いがかけてあります。そのため、覆いの隙間から撮影するか、カメラを上に上げて撮ることになります。

橋を降りて広場に戻り、道路を渡ると、小松ヶ池へと降りて行くことができます。

看板の左にある階段を降ります。


階段から1分ほど歩くと小松ヶ池に到着し、そのほとりに咲く桜が見えてきます。

そして、桜がある左側を上がっていくと、たくさんの出店が並んでいます。

小松ヶ池で河津桜と出店を楽しんだ後は、時間が許す限り、河津桜と菜の花をゆっくり楽しみながら、三浦海岸駅に戻りたいと思います。

階段を上がったら、左に進んで三浦海岸駅に向かいます。


帰り道でも、電車に遭遇しました。皆さん、列車を撮影していますね。


三浦海岸駅に戻ってきました。駅前には楽しい出店が並んでいて、ワクワクしますね。ちょっと覗いてみましょう!

出店には、干物やワカメ・コンブ、イカ焼き、焼きモロコシ、ソフトクリームなどが並んでいます。また、手作り雑貨も販売されており、見ているだけでも楽しくなります。

出店の反対側には道路を挟んで食事処や居酒屋があり、そこでマグロ丼やサザエ、ハマグリの焼き物などが販売されています。

それでは、次の目的地、うらりマルシェへと向かいましょう。
うらりマルシェ、海南神社と特盛まぐろ漬け丼!
うらりマルシェに到着したのは12時50分。これから約2時間の自由時間です。

ちょうど昼食の時間帯で、食事処には次々と人が並んでいます。このままだと、並んでから食べ終わるまで小一時間はかかりそうです。そこで、先に海南神社を参拝することにしました。
雛人形を飾った早春の海南神社

うらりマルシェの正面から右前方に向かって歩き、金目鯛専門店「公海」の脇道をまっすぐ進むと、海南神社に突き当たります。

鳥居が見えるこの道の脇には、隠れた名店が多く並んでいます。後で紹介しますが、その中の一つである『かね廣』で特盛まぐろ漬け丼をいただきました。2人の女性が立っているお店です(写真・上)。
海南神社の由来
縁起書によると、海南神社の起こりは、藤原資盈公(フジワラノスケミツコウ)と盈渡姫(ミツワタリヒメ)の夫婦が三崎の地に流れ着いたことに由来します。資盈公はわずか2年の間に海賊の平定や教養の普及に尽力し、この地の文化の礎を築いたと伝えられています。
今日は3月1日ということもあり、境内にはたくさんの雛人形が飾られていて、とても優しい気持ちになりました。雛人形は春の訪れを感じさせてくれます。


鳥居をくぐると、すぐ右手に龍神大神を祀った龍神社があります。社の上には、2本あるご神木のうちの1つ(雄株)の枝が、まるで龍神様のように見えます。

ご神木の下には力石が置かれています。この石は、昔、力試しに使われた大石だそうです。
なお、資盈公が相撲嫌いだったため、相撲取りには持ち上げることができないと伝わっています。これは、資盈公が天覧試合で力比べに勝ったものの、相撲では負けたという故事に由来しているそうです。
意味が少し分かりませんが、資盈公の呪いということでしょうか。


樹齢約800年の雌雄一対の大イチョウのご神木は、源頼朝が植えたと伝えられています。特に左の雌株の枝は女性の乳房のように垂れ下がっており、触れると母乳の出が良くなると言われています。

また、秋にはたくさんの銀杏を実らせる大イチョウは、古くから子孫繁栄の象徴とされています。

雌株の根元に祀られた「子産石」を優しく触れると、子宝の願いが叶うと言い伝えられています。

海南神社・神楽殿
毎年11月初めの未(ひつじ)の日の翌日と翌々日、申(さる)・酉(とり)の日に、面をかぶる「面神楽」が神楽殿で奉納されます。

海南神社・本殿

本殿は寛保3年(1743)、幣殿と拝殿は寛政10年(1798)に建立されました。
【ご祭神】
藤原資盈公(フジワラノスケミツコウ)
盈渡姫(ミツワタリヒメ)
【相殿】
地主大神(ジヌシオオカミ)
速須佐之男大神(ハヤスサノオノオオカミ)
菅原道真公(スガワラミチザネコウ)
天之鳥船命(アメノトリフネノミコト)
筌龍弁財天(センリュウベンザイテン)
※筌龍弁財天は、三浦七福神第三番です。

料理の神様を祀った海南高家神社
本殿に向かって左にある、全国でも珍しい料理の神様を祀る神社です。日本武尊の父、景行天皇は亡くなった息子を偲び、三浦半島から安房・上総を巡行。その際、料理を担当したのが磐鹿六雁命(イワカムツカリノミコト)とされ、料理の祖神として信仰されています。

境内には包丁塚や包丁奉納殿があり、手を触れずに魚をさばく「包丁式」や、役目を終えた包丁に感謝を捧げる「包丁供養祭」が毎年行われています。
【ご祭神】
磐鹿六雁命(イワカムツカリノミコト)
大漁得点のお守り

中段右にある「大漁(量)得点」のお守りは、スポーツ関係の方に大人気だそうです。また、海南にかけた「解難」のお守りも人気があります。
海南神社の巳年限定御朱印
最近の御朱印は、手をかけたデザインが増えています。この御朱印の右上のマークと蛇のウロコは切り抜き加工されており、黒いバックで撮影しました(初穂料700円)。
海南神社前の特盛まぐろ漬け丼
参拝後、うらりマルシェ近くで昼食をとる予定でしたが、鳥居を出て50mほど歩いた右側にまぐろ漬け丼のお店を見つけました。中を覗いたところ、すぐに食べられるとのことで、こちらで昼食をいただくことにしました。
まぐろ漬け丼ならすぐに出てくるかと思っていましたが、注文してから10分ほどかかりました。しかし、丁寧に作られたその味には本当に感心しました。
写真ではわかりませんが、このまぐろはなんと三層になっています。特盛でもご飯は並にしてもらったので、まぐろの量はご飯の2倍ほどでした(味噌汁、お新香付き)。
魚特有の臭みは全くなく、新鮮なまぐろの旨みをそのまま感じることができます。漬けの味は上品で優しく、刺身よりもまぐろの旨みがしっかり引き出されています。
そして、特盛が1,630円(並は1,100円)というお値段。うらりマルシェ近くの海鮮丼はほとんど2,000円から4,000円している中で、この高品質と低価格はまさに海南神社のご利益かもしれません。
うらりマルシェでまぐろのお土産


うらりマルシェの1階がさかな館で、2階ががやさい館です。


まぐろの赤身、中トロ、大トロはどれも本当に美しく、鮮度も抜群です。生ものと冷凍のいずれもドライアイスを入れてくれるため、家に帰るまでの5時間後でも美味しくいただけます。
また、うらりマルシェには多くのまぐろ店が出店しています。気になるものがあれば、その場でじっくり見てから買うことをお勧めします。各店の値段は大きく変わらないので、安心して選べます

驚いたのは、まぐろの輪切りスライスです。なんと、刺身でも食べられるそうです。


立ち食いに便利なまぐろの串カツやまぐろパイカ(豚の軟骨入り)、まぐろヒレカツ、まぐろコロッケ、メンチがあります。一回りして戻ったら、すべて売り切れていて、その人気の高さに驚きました。


もちろん、まぐろだけでなく、新鮮な生魚や干物も多く並んでいます。干物はかなりお買い得な商品もありました。
その後、2階のやさい館へ行ってみました。


やさい館に入ると、すぐ左側にドリンクコーナーがあり、コーヒーやコーラ、フレッシュジュース、あまおうやパッションフルーツなどの各種ソフトクリームが楽しめます。

やはり、ご当地の三浦大根は人気があります。三浦海岸桜まつりでも、大根を持った人たちが目につきました。


手前には、100年前からルルおじさんのレシピを忠実に再現したぺぺルルの焼き菓子があります。その右にはかぼちゃどら焼き、奥にはお酒や小物グッズが並んでいます。
菜の花畑が広がるソレイユの丘
ソレイユの丘に到着したのは15時40分。自由時間は40分です。

エントランスに入ると、左手に案内所、右手にショップがあります。



前方に広がるソレイユの丘の広大な敷地。40分ではすべてを見て回るのは難しいので、まずは右手前にある菜の花畑へ向かいました。

菜の花はまさに早春の象徴で、その鮮やかなイエローが心をほんのり暖かくしてくれます。




菜の花を見た後、左の方に高い建物を見つけました。上に上がれるかどうかはわかりませんが、とにかく行ってみることにしました。菜の花畑から中央に戻り、その建物に向かって進みます。

カタログを見ると、高い建物は「疾風怒濤の鉄人舞台・小さな鉄人・展望台」と記載されています。展望台なので、上に上がれそうです。

とにかく、上まで行ってみます。

上からの眺望は素晴らしいですね!
中央の建物がソレイユの丘のエントランスです。見渡すと、海まで一望することができます。

駐車場の一番右に止まっているバスが、私たちのツアーバスです。エントランスまで2〜3分ほどです。

ところで、一番上にはジップライン(1,600円)というアトラクションがあります。全長約300mで、空と海の絶景を楽しむことができます。


もう一度訪れる機会があれば、ジップラインを絶対にやってみたい!と思いつつ、ソレイユの丘を後にしました。
三浦海岸桜まつりバスツアー[まとめ]
三浦海岸の河津桜も満開に恵まれ、桜のピンクと菜の花のイエローのコラボレーションが美しかったです。雛人形を境内いっぱいに飾った海南神社は、春の参拝にぴったりで、心がとても優しくなりました。
三崎マグロも新鮮そのもので、もっと多くの海鮮丼を食べたくなりました。
そして、ソレイユの丘では菜の花の絨毯の絶景を楽しむことができました。心残りはジップラインのアトラクション!
天気も良く、春うららのまさにバスツアー日和な1日でした。
こちらのバスツアーに参加するにはコチラ
三浦海岸の河津桜とソレイユの丘 菜の花~うらりマルシェと海南神社~バスツアー
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。 また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。 なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。