ここの記事は、「千畳敷カールハイキング」の紹介記事です。(2023年7月29日参加)
こちらのツアーに参加するにはコチラ
2013年7月23日、ちょうど10年前に一度、私は千畳敷カールを歩きました。
その印象は以下のようでした。
- 宝剣岳などの山肌が眼前にそびえ、まさに絶景!
- カールには整備された遊歩道があり歩きやすく、両側に高山直物が咲き誇っている
- 雲上にいるような爽快感。天気が良ければ、千畳敷カールの彼方に下界のような街並みが見える
それでは、千畳敷カールのバスツアー に出発しましょう。バスは、7:00に新宿を出発しました。
目次
昼食のタイミングとオススメ
最初に昼食のタイミングとオススメをお話しします。絶対に参考になると思いますので、「千畳敷カールハイキング」バスツアー に参加する方は読んでおいてください。昼食のタイミング
千畳敷カールがあるロープウェイ千畳敷駅には、他の日程でも12時前後に着くと思います。その前の菅の台バスセンターの専用バス、しらび平駅のロープウェイになるべくスムーズに乗るために、団体行動になります。ですから、昼食のタイミングがなかなかつかめないので、3つの方法を紹介します。
- 菅の台バスセンターに着く前にバス内で食べる
2回のSA休憩があります。1回目は談合坂SA(高速の混みぐあいで変わる)、2回目は諏訪SA。諏訪SAから菅の平バスセンターへ南下しますので、諏訪SAは変わらないと思います。
SAで、おにぎりかお弁当などを買っておき、次のどちらかの時間に食べます。
・談合坂SAから諏訪SAまでの間(約1時間20分)
・諏訪SAから菅の平バスセンターまでの間(約30分) - 雄大な千畳敷カールハイキング中に食べる
SAで、おにぎりかお弁当などを買っておく。
千畳敷カールの広場(後述)がオススメ。また、遊歩道には丸太のベンチがあります。 - ホテル千畳敷で名物ソースカツ丼(1500円)を食べる
ソースかつサンド(950円)もあります。
やはり食事は地元の名物という方向け。レストランの混み具合でハイキング前か後にすればよいでしょう。千畳敷カールは、ゆっくり歩いても47分ほどです(自由時間は90分あります)。
かしわおこわ・山菜おこわ
昼食のオススメ
(太字がオススメ、価格は2023.7.29現在)【談合坂SA】
おにぎり各種/米沢牛コロッケ(400円)/牛たんつくね串・豚肉まきおにぎり串(各600円)
ONIGIRI-YA(炙りうなぎ700円・炙り明太チーズ・炙り350円・焦がしたまり醤油250円など)
本場のたこやき・旨鶏からあげ・ソース焼きそば(各600円)/田舎の豚まん(500円)
アップルパイ(1コ450円)・ガトーショコラパイ(1コ417円)
【諏訪SA】
峠の釜めし(1,300円)・若笹寿司(756円)
かしわおこわ・山菜おこわ(550円)・五目稲荷寿司・野沢菜稲荷寿司(各1コ200円)
おはぎ(200円)・わらびもち(350円)・みたらし団子(3本350円)・三色団子(3こ350円)
アップルパイ
菅の台バスセンター〜しらび平駅
談合坂SAと諏訪SAで2回休憩をとり、菅の台バスセンターについたのが11:10です。ここから先は、一般車両や観光バスは入れません。菅の台バスセンターからロープウェイ乗り場のしらび平駅までは約30分ほど。バス内は食事できません。
自然にあふれた原生林の中、狭い山道をくねくね曲がりながら登っていきます。そのぶん、自然の原生林が身近に感じられます。
窓からの眺めは良いので、車窓を楽しんでください。動物が見られることもあるそうです。
また、雪が溶けて山肌が現れ、その形が馬(駒)に見えたことから、駒ヶ岳という名前になったとのバス案内が流れます。
駒ヶ岳ロープウェイ(しらび平駅〜千畳敷駅)
しらび平駅に11:45着。ここからロープウェイに乗って、約7分30秒で標高1,662mから一気に2,612mまで登ります。高低差950mは日本一です。もちろん、千畳敷駅の標高も日本一です。
眺めはまさに絶景! もしロープウェイに一番乗りして、一番前に行けたら、こんな絶景が見られます。この日はラッキーにも、一番前が確保できました。
一番前からですと、ロープウェイに乗ってすぐ左手に日暮の滝が見え、眼下を過ぎていきます。
降りてくるロープウェイ。写真ではわかりませんが、すれ違うのは一瞬で、その速さを実際に見て感じてほしいと思います。ちなみに、このすれ違う地点が、ロープウェイの中間点になります。
中間を過ぎると、右手にもいくつか滝のような流れが見えます。三段の滝、中御所三十八滝というそうですが、どれがどれなのかよく分かりませんでした(またピンボケ謝)。
千畳敷駅に近づき、この岩璧が迫ってきたときは、「すごい!」と興奮を覚えました。その圧倒されるような景色の後が、千畳敷駅(ホテル千畳敷)になります。
千畳敷駅には、12:10につきました。雲がかかっていて、いい景色が見られるか、ちょっと不安になりました……。
千畳敷カールハイキング
千畳敷駅から外に出て、「宝剣岳」の看板からの眺めです。曇り空は、心配することはありませんでした。超ラッキー! と心で喝采をあげました。
四季の旅ツアーではロープウェイを降りたら、この看板の前で添乗員の案内と集合時間の確認をします。その後、すぐ自由行動となります。
千畳敷カールとは?
約2万年前に氷河に削られて形成された半円状の窪地のことをカールといいます。「千畳敷カール」は、畳を1,000枚敷いた広さがあります。カールは草原のような草地で、多種類の高山植物が咲き誇っています。
千畳敷カールの遊歩道は、信州駒ヶ岳神社〜八丁坂分岐点〜広場(千畳敷カールの看板と剣ヶ池があります)〜ホテル千畳敷になります。一周約47分。今回のツアーの自由時間は90分ありますので、ゆっくり歩いてください。
信州駒ヶ岳神社
信州駒ヶ岳神社はホテル千畳敷を出ると、すぐ左前方にあります。天気が良かったので、すでにたくさんの方々が千畳敷カールを歩いて戻ってきました。
【信州駒ヶ岳神社のご祭神】
天照皇大神(アマテラスオオミカミ)
大山祇大神(オオヤマツミノカミ)山岳丘陵の守護神
昭和43年(1968)、標高2,612メートルの高山霊地に建立されました。家内安全、生業繁盛等のご利益があります。未来永劫山霊を慰め、ロープウェイの無事故安全とこの地を訪れる多くの登山者の安全と繁栄を祈願しています。
ですから、まず千畳敷カールに来れたことを感謝し、無事に散策できるよう祈願しましょう。
【信州駒ヶ岳神社の御朱印】
信州駒ヶ岳神社には、社務所はありません。御朱印は、ホテル千畳敷のフロントで「書き置き」をいただけます(初穂料500円)。
これぞ、千畳敷カール!駒ヶ岳神社〜八丁坂分岐点(約20分)
信州駒ヶ岳神社の右手下に下りていくと、遊歩道になります。下りたら左に曲がります。ここからは時計回りに、遊歩道を歩いていきます。右上を見上げると、ホテル千畳敷が見えます。
これぞ、千畳敷カール!と言われる一番高い宝剣岳などの山肌が、迫ってきます。
ここで、右方向、ホテル千畳敷近くにある広場と剣ヶ池の方を見ると、曇り空でその先が見えません。晴れていれば下界のような街並みが見えるのですが……。
ここで前方に目を戻すと、左上の大きいのが宝剣岳。このような絶景の中、後でいくつか紹介する高山植物などを見ながら下りていきます。
疲れたら、水分補給しましょう。腰を下ろせる丸太のベンチや岩などがあります。
(写真上)中央やや上に見えるところが、八丁坂分岐点です。ここから右に下りていきます。
八丁坂分岐点。上へは本格的な登山の装備が必要です。この八丁坂分岐点までは、左の宝剣岳などの絶景を主に見ながら、八丁坂分岐点からの下りは遊歩道の両側の高山植物を見ていくといいかもしれません。
八丁坂分岐点〜広場(千畳敷カールの看板と剣ヶ池)約15分
八丁坂分岐点から下っていきます。右上にホテル千畳敷、遊歩道の先に広場と剣ヶ池があります。
雲がかなり増えてきました。千畳敷カールでは、天気がよく変わります。天気がよければ、彼方に下界の街並みが見られたのですが(写真上の雲の部分に街並みが見られます)。
この辺の遊歩道の両脇には、たくさんの高山植物が見られます。
千畳敷カールの花々
→高山植物図鑑(中央アルプス 駒ヶ岳ロープウェイ)
https://www.chuo-alps.com/plantlist/
千畳敷カールの高山植物はこちらのページに詳しく出ています。月ごとにどんな花が見られるかも分かります。千畳敷カールツアーに参加する方は、見ておくとよいです。
広場と剣ヶ池(千畳敷カールで一番の撮影スポット)
この広場には、写真では右の方にすこし見える遊歩道から入ってきます。千畳敷カールの看板が立っていますので、ここが一番の撮影スポットです。
オレンジのベストを着た四季の旅の添乗員さん、記念撮影のカメラマンになって大忙しです。なんと、他のツアーや個人グループの方々の写真も快く撮られていました(感心しました)。
また、お弁当を食べるなら、この広場がいいでしょう。腰を下ろす木のベンチが多くあります。混んでいても、長く座っている方はほとんどいません。
剣ヶ池の逆さ宝剣岳です。青空だったら、もっとくっきりした写真になっていたことでしょう。
広場〜ホテル千畳敷(約12分)
ここからホテル千畳敷に戻りますが、唯一の急な登りになります。しかし、12分ほどですので、厳しいというほどではありません。ホテル千畳敷に近くになると、ロープウェイをすぐ近くから見られるスポットがあります。ちょうど、ロープウェイが発車したところでした。
お土産は駒ヶ根ファームス
帰りに菅の台バスセンター横の駒ヶ根ファームスでお土産を買い、すずらんソフト(300円)を食べました。地元のすずらん牛乳を使ったコクのあるソフトクリームでした。
正面の建物が駒ヶ根ファームス。中央のかなたに薄く見える山並みに、千畳敷カールがあります。
右の建物はパン製造場でもあり、牛乳パンをはじめ多くの種類のパンが売られていました。ソースかつ棒、ソフトクリームなどもあります。
まとめ
日本一高い駒ヶ岳ロープウェイと千畳敷カールを紹介しました。千畳敷カールハイキングは信州駒ヶ岳神社からはじまり、眼前にそびえ、圧倒する宝剣岳、広大な半円状の窪地カール、緑が豊富でたくさんの高山植物、そして広場と剣ヶ池と、どれも見応えたっぷりのハイキングです。
ぜひ、千畳敷カールハイキングに参加してみてください。きっと、印象に残るバスツアーの一つになること間違いなしです。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
千畳敷カールハイキング
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
最後にホテル千畳敷の雷鳥
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。