群馬県の産泰神社に行ってきました

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こんにちは。旅行会社四季の旅の企画担当の渡邉です。

先日、群馬県前橋市にある産泰神社(さんたいじんじゃ)に行ってきました。

 

産泰神社は、木花佐久夜毘売命(このはなさくやひめのみこと)を祀っている神社です。安産や子育ての神様、女性の守り神として信仰を集めています。

さらに、群馬県ではとても珍しい切り絵御朱印や、季節の花の透かし紙を重ねた「花かさね御朱印」など、とても工夫を凝らした素敵な御朱印を出されているので、気になって行ってみました。


石造りの鳥居の奥に、風格のある御神門が見えます。

近づいて、見上げてみると・・・


雲や波のような細かな彫刻を背景に、両側には獅子が睨みをきかせていました。木造で趣のある造りですね。それもそのはず、建立は1833年で、群馬県の指定重要文化財になっていました。


 

実はこの産泰神社は、群馬県の県指定重要文化財が多いことでも有名です。


なんと、本殿・幣殿・拝殿・神門・境内地の5つが重要文化財に指定されています。これだけ重要文化財がたくさんある神社は珍しいですね。

 

階段を上がると、県指定重要文化財の拝殿が見えてきました。


 

見上げてみると・・・



龍の彫刻がとてもカッコ良いですね!

 

拝殿の右前には、今話題の花手水がありました。青い花が美しい。


 

拝殿の左前には、見どころの1つの「安産抜けびしゃく」があります。


本当に底が抜けたひしゃくが置いてありました。面白い!

底の抜けたひしゃくで水を汲むと、水はそのままスーッと抜けますよね。そのことから、お産もそのくらい楽にできますようにという意味で、安産祈願に使われてきました。産泰神社では昔からこの抜けびしゃくを神社に奉納して、安産を願うという風習があったそうです。

 

拝殿の左側に進むと、もう一つの見どころの「安産・子育て戌」の像があります。


日本には昔から、妊娠5か月目の戌の日に、さらしの腹帯を巻いて安産を祈る「帯祝い」という習慣があるそうです。なぜ戌の日かというと、犬はお産が軽く、1度に多くの子供を産むことから、安産の守り神として考えられていたからだそう。なるほど!

 

拝殿の横を抜けると、拝殿と本殿を繋ぐ幣殿があります。こちらも県指定重要文化財です。


幣殿には、鯉が滝を登っている彫刻がありました。とっても細かい!

 

幣殿の後ろには、神様が祀られた本殿があります。大きくはないですが、この迫力!


朱色の背景に、非常に細やかな彫刻が至るところに施されています。大きな屋根が荘厳な雰囲気を醸し出していますね。さすがは重要文化財。これは立派です。

 

本殿の後ろには、群馬県で有名な「上毛三山」の1つの赤城山から出てきたという大きな岩が!


こちらが見どころの3つ目です。しめ縄がかかった岩の間をくぐることで安産を願う「安産胎内くぐり」ができます。

 

参拝を終えて、社務所に向かいます。


 

社務所には、安産の御守りや、赤ちゃんの絵が描かれた可愛らしい絵馬がありました。



 

参拝の証に、御朱印をいただきましょう。

産泰神社の御朱印はとっても種類が豊富で、迷ってしまいます(笑)

・通常御朱印


ピンク色の桜の花が可愛い~。

 

・はりこの戌


 

・切り絵御朱印

群馬県内ではまだほとんど見かけない、最近流行りの切り絵御朱印です。



切り絵がとっても細かく、もはや芸術品のよう。手に取ると、その繊細さに思わず「おお~っ」と感動しました。

 

・月替わり花かさね御朱印

こちらは私も初めて見ました! 通常の御朱印の上に、花が描かれた透かし紙を重ねて、上部で止めています。



花柄の下に神社の名前が見えて、趣があってとてもキレイです。花の柄は季節によって毎月変わるそうで、季節感があって風柳ですね。2021年5月はアヤメ、6月はアジサイでした。

産泰神社の御朱印の中では、私の一番のお気に入りになりました。

 

 

写真は撮りませんでしたが、赤ちゃんを抱っこして、美しい着物を肩から着せている参拝の方がたくさんいらっしゃいました。あれが「お宮参り」というものなんですね。色とりどりの鮮やかな着物が映えて、見ているだけで笑顔になるような微笑ましい光景でした。

 

産泰神社は女性の参拝の方が多く、神社全体が明るい空気に包まれていて、温かな優しい雰囲気の神社だなと感じました。

神職の方もとてもお優しく、大変丁寧にご対応してくださって、心が温かくなりました。

ぜひまた参拝にうかがいたいです。

 

この産泰神社も参拝できる新ツアーは、6/24(木)のメールマガジンで予約開始の予定です。

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