<入笠山山頂にて>
山梨と長野の県境近くにそびえる標高1955メートルの入笠山は、花の山として名高く、春から秋まで約100種類の花が咲きます。山頂からは、晴れていれば富士山や北・中央・南アルプスも見晴らし、眺望抜群!今回のコースはゴンドラで一気に標高1780メートルまで上り、山野草が咲く入笠湿原をガイド付きで歩きます。その後はフリーハイクになるので、花の写真をゆっくり撮影するもよし、山頂まで登って360度のパノラマを楽しむもよし。帰りには源泉かけ流しの入浴施設にも立ち寄って身体を癒します。
【ゴンドラに乗って、雲上の花畑へ】
<ゴンドラから眺める八ヶ岳の姿>
朝7時、トレッキングウェアに身を包んだ37人の参加者を乗せ、バスは新宿を出発しました。あいにくの渋滞で到着が1時間ほど遅れましたが、「入笠山での滞在時間は短縮しません」という添乗員さんの言葉に、山好きが集まった車内はホッとした空気が流れます。冬はスキー場となる富士見パノラマリゾートのゴンドラに乗って、約10分で標高1780メートルへ。ゴンドラからは八ヶ岳や富士見町の市街を一望する爽快な眺めが広がります。
「つい数時間前に新宿にいたのが嘘のようね」。大自然が広がる景色に、参加者からそんな言葉が聞かれました。
【入笠山一番の名所「入笠湿原」を歩く】
<ガイドの案内で、山野草が咲く湿原を進む>
ゴンドラ山頂駅からは2班に分かれ、班ごとに現地ガイドについて進みます。10分ほど歩くと、入笠山の一番の名所である入笠湿原へ。ここは6月に日本スズランの100万株の大群落が花を付けることで有名です。1.85ヘクタールの広大な湿原を木道に沿って歩くと、何種類もの可憐な山野草が咲いていました。
「鮮やかなオレンジの花がコオニユリ。ヤナギランやエゾリンドウなど、今は25種類くらいの花が咲いています」と、ガイドさん。花の名前やうんちく解説をしながらゆっくり進むので、カメラ持参の参加者たちは、お気に入りの花や風景を見つけて、思い思いのアングルでカメラに収めています。
【わずか20分で山頂へ到着!】
<ダケカンバの林を進んで、山頂へ>
「入笠湿原」と、山の斜面に山野草が咲く「御所平のお花畑」を歩いたら、ガイドさんと別れて自由行動に。多くの人は、登山口から20~30分で到着する入笠山山頂を目指します。ダケカンバやナナカマドが茂る登山道は、しだいに上り坂に。息は切れますが、フリーハイクなので自分のペースで登れるので安心です。ほどよく汗をかいたころ、視界が開けて山頂に到着。この日は残念ながら雲が広がっていましたが、視界が良ければ360度の大パノラマが広がるそう。それでも山頂は気分爽快で、お弁当の味も格別でした。
【源泉かけ流しの温泉で汗を流す】
<「温泉、気持ちよかったね」と記念撮影>
参加者の多くが楽しみにしていたのが、源泉かけ流しの温泉!トレッキング後、バスは近くの日帰り温泉施設「ゆ~とろん水神の湯」へ。こぢんまりとした施設ですが、8種類の露天風呂があり、男女日替わりで4~5種類の露天風呂が楽しめます。ややぬめりのある単純硫黄温泉をかけ流しているのが特徴です。「温泉に入ると疲れがとれるね」と参加者は大喜び!タオルや着替えを持参しても「トレッキングの間、車内に置いておけるのもバスツアーのよいところ」。入浴は希望者だけなので、入浴料金500円(団体割引料金、通常は800円)は添乗員さんが車内で事前に集めます。
【花と温泉に癒され、帰りの車内は和やか】
帰りは、釈迦堂パーキングエリアで20分ほど休憩し、新宿へ向かいます。パーキングでは、アイスクリームなどを買う人の姿も。帰路ものんびりくつろげるのがバスツアーのよいところですね。
この日の参加者は4分の3が女性。一人での参加者もいらっしゃいましたが、席は同性同士の組み合わせなので、すぐに打ち解けて車内は和気あいあいムードでした。
◆今回のバスツアーコース◆
<今回のコース>
入笠山までの移動は片道約4時間。途中、団子坂SAで20分ほど休憩し、富士見パノラマリゾート、ゴンドラ山麓駅に到着。山麓駅からゴンドラに揺られて山頂駅へ。帰りは釈迦堂SAへ寄って、20時ごろ新宿へ到着です。*休憩するSAは道路状況などによって異なります。
中元千恵子
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この記事を書いた人
高橋 早紀
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