この記事は、「玉村八幡宮の戌亥の日限定御朱印バスツアー」の紹介記事です。(2021年4月20日戌の日に参加)
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目次
【限定御朱印】含め全14体、御朱印帳21ページ分!
御朱印は、参拝記念の証です。その数え方は「全14体」と書きましたように「1体、2体、3体……」と数えます。また、御朱印は元来「参拝記念の証」ですから、ご利益はありません。しかし、お守りと同じで「ご祭神が宿った証」でもありますから、ご利益があると考えても良いと思っています。今回の「玉村八幡宮の戌亥の日 限定御朱印ツアー」では、集めている方には嬉しいほど多くの御朱印がいただけます。特に中之嶽神社の御朱印帳2ページ分で1体、全6体は圧巻! さらに、その中の2体の御朱印には、サプライズがあります。それは後で説明しますが、まずはすべての御朱印を見てください。
進雄神社の限定御朱印etc.
※進雄神社=すさのおじんじゃ①速須佐之男命の御朱印 ②和歌八雲たつの御朱印 ③八俣大蛇退治の御朱印(通常御朱印)※すべて書き置き
②の和歌全文=八雲たつ 出雲八重垣 妻籠(つまごみ)に 八重垣作る その八重垣を
※①は期間限定のため、品切れの場合はご容赦ください。
玉村八幡宮の限定御朱印etc.
現在のカレンダーを古くからの十干十二支(じっかんじゅうにし)で数えた時に、戌や亥がつく日に参拝することを「戌亥詣」といいます。2021年4月20日は戌の日でした。
①戌亥の日限定御朱印(右半分が通常御朱印になります) ②春の限定御朱印 ※書き置き
※②は期間限定のため、品切れの場合はご容赦ください。
於菊稲荷神社の限定御朱印etc.
※於菊稲荷神社=おきくいなりじんじゃ①キツネさんがホッコリ可愛い季節の御朱印 ②月替わり御朱印 ③通常御朱印 ※すべて書き置き
※①と②は毎月絵柄が変わります。上記は2021年4月のものです。
中之嶽神社の限定御朱印etc.
※中之嶽神社=なかのたけじんじゃ①通常御朱印
②特別百年印御朱印 ※1
③運気上昇龍御朱印 ※2
④春の限定御朱印(書き置き)
⑤下仁田町PR御朱印(書き置き)
⑥天井画龍御朱印(書き置き)
どうでしょう圧巻でしょ!(※1・2 )御朱印に詳しい方は、中之嶽神社のサプライズに気づかれましたか?
(答え)②「健康・商売繁昌」の文字は希望の願い、③は「良久」名が入っています。御朱印では、初めてのサプライズでした。ですから、6体全部いただかなくても、②特別百年印朱印と③運気上昇龍朱印はおすすめします。
※④は期間限定のため、品切れの場合はご容赦ください。
では、ツアーに出発しましょう。
スサノオを「進雄」と書く進雄神社と白クジャク
新宿を8時30分に出発したバスは、埼玉県の高坂SAで20分休憩し、進雄神社に10時35分に着きました。一の大鳥居
ここから表参道が100mほど続きます。柔らかな新緑が清々しい気分にさせてくれます。
二の鳥居
参道が真っ直ぐなので、向こうに拝殿が見えます。
御神橋
結界になっている中央の太鼓橋は、神様がお渡りになるので通れません。
水天宮さま
御神橋を渡って、すぐ右側にあります。
龍神さま
御神橋を渡って、すぐ左側にあります。縁結び、金運向上のご利益があります。ちょっと分かりづらいですが、右側から奥に入ってお参りできます。
青銅製の神馬(しんめ)
龍神さまの並びに位置します。「足腰丈夫は薬いらず」といわれ、 足や膝の悪い方は神馬のその部分を撫でてください。
茅之輪と右にご神木
無限マーク∞のように3回くぐります。貧しいにもかかわらず、喜んでスサノオをもてなした蘇民将来(そみんしょうらい)。数年後、再びスサノオは蘇民将来のもとを訪れた時に「疫病を逃れるために、茅の輪を腰につけなさい」と教えました。
茅(かや)=いね科の植物チガヤ・ススキなどの総称。屋根をふくのにも使います。
拝殿・本殿
【ご祭神】速須佐之男命(スサノオ)。スサノオの妃・稲田姫命(イナダヒメ)ほか。
イザナギとイザナミの子。アマテラスとツクヨミともどもで三貴神です。
天王稲荷神社
拝殿の右にあります。ご祭神は宇迦之御魂(ウカノミタマ)で商売繁盛、家運隆盛のご利益があります。
天神の丘
天王稲荷神社のやや右前奥にあります。スサノオと菅原道真公がご鎮座。12の石宮が鎮まり、左から順に十二支にあたります。ここは静かな空間でかなりのパワースポットです。学業成就、叡智向上のご利益があります。
絵馬は、やはりご祭神スサノオとヤマタノオロチが多いですね。
御神橋を渡り、左の茅之輪の先に参集殿と社務所があります。参集殿の中を通り過ぎた先に、この白クジャクがいます。白雄(はくおう)クンと白貴(こがね)チャンです。
羽を見事に広げてくれました。金網越しが少し残念! クジャクが羽を広げるのはオスで、繁殖期(春から夏)だけだそうです。
2021年4月20日は戌の日。玉村八幡宮とV字松
進雄神社を11時5分に出発。10分後、玉村八幡宮に11時15分着。一の鳥居
向こうに見えるのが随神門。下の写真からもわかるように、鳥居から拝殿までは一直線です。
随神門
慶応元年(1865)の建造、入母屋造楼門です。とても趣がありますね。
参道ですが、狛犬まではきれいに石が敷かれています。この敷石には、こんなエピソード(実話?)があります。
江戸時代、玉村八幡宮の森に逃げ込んだ博打打ち。「真人間に立ち返るので、おたすけください」と願い、お堀に小判を投げ入れ隠れたところ、逃げることができたといいます。後に匿名で敷石(随神門から狛犬まで)を寄進する人が現れました。明治時代に厳島神社のお堀から、当時投げ入れたという小判4枚が発見されました。
神橋と中門
鳥居の向こうの中門の両側にあるのは榊(さかき)。おみくじの代わりに、願い事を書いた紙を入れた「願い玉」がくくりつけられます。
拝殿と本殿
【ご祭神】八幡三神
1. 誉田別命(ホンダワケノミコト)第15代応神天皇(八幡大菩薩)
2. 気長足比売命(オキナガタラシヒメノミコト)応神天皇の母・神功皇后
3. 比咩命(ヒメミコト)
社殿の右裏にある八坂神社など
社殿の左裏にある五神社
厳島神社
社殿の右のお堀の中に。イチキシマヒメを祀っています。「絵馬かけ弁天」と呼ばれ、家内安全・厄除・合格祈願などの絵馬がかけられています。
その他の見どころ
参道の左側にあります。右側は参集院と社務所になります。御神木の夫婦楠木
幹が根元より二本になり、二人が寄り添う姿に見えることから、夫婦楠木と呼ばれています。樹齢は80年程度ですが、楠木はよく育つのが早く、成長繁栄の楠木ともいわれています。
スクナヒコナを祀った淡島神社とサルタヒコを祀った猿田彦神社
スクナヒコナは医薬の神で、一寸法師のモデルにもなっています。サルタヒコは道案内の神。中から童謡が流れていました。
撫で犬
安産・子育て・子宝を願う方はぜひ撫でてください。
撫で犬の隣にいる三猿、時節柄マスクをしてます!
昇龍の松・勝運の松
玉村八幡宮のパワースポット。見事にVの字に曲がっています。不思議な曲がり方です。社殿の森の右裏にある北駐車場にありますが、森を通り抜けることはできません。随神門の外に出てから約3分ほどで行けます。
お昼は、道の駅玉村宿で名物カツを単品で
玉村八幡宮から信号にも止まらず、5分で着きました(12時10分)。名物の上州麦豚のソースカツ丼かご当地ラーメン「黄金軍配山ラーメン」を食べたかったのですが、ご覧のような「密」状態。仕方なく、注文してから揚げてくれるサクサク、ジューシー単品にしました。
ロースカツ(250円・左)、ハムカツ(100円・右)、麦豚コロッケ(100円・上)、ソース(20円)。外のベンチでゆっくりいただきました。上で、ツバメが何羽もさえずっています。
56点もある天井絵画と可愛いおキツネ様・於菊稲荷神社
道の駅玉村宿を13時に出て、於菊稲荷神社(おきくいなりじんじゃ)に13時15分着。駐車場は拝殿・本殿の裏手にあり、そこから境内に入り、まずお祓いをしていただきました。
【ご祭神】宇迦之御魂 (ウガノミタマ)ほか。眷属 白狐・御霊 於菊
稲の神様で五穀豊穣・商売繁盛・家業繁栄のご利益があります。
於菊とお稲荷さんのお話
江戸時代、新町に於菊という心優しく美しい娘がおりました。於菊はいつも稲荷神社で、近所の子供たちの面倒をみており、皆に慕われておりました。ある日、重い病にかかり住む所を失いました。子供達の親が不憫に思い、稲荷神社の側に小屋を建て交代で看病しました。
三年の月日が流れたある夜、稲荷の神様が夢枕に現れ、人々のために尽くすようにと於菊に告げたのです。お告げと同時に病は全快し、稲荷神社の巫女になりました。
熱心に神明奉仕を続けるうち、神秘的な力を授かった於菊の元には、近隣、遠方から多くの参拝者が相談に訪れました。困りごとは 稲荷の於菊に聞け、於菊の稲荷に参ろうと、いつしか於菊稲荷神社と呼ばれるようになりました。今でも於菊は大好きなお稲荷さん(神様)のお手伝いをしているそうです。
(公式サイトより)
拝殿の天井には、56枚の絵が描かれています。全国各地の社寺、書家、芸術家の方より御奉納いただいたそうです。まるで、天井美術館ですね。
可愛い「きつねみくじ」ときつねの御朱印帳
社殿の裏手から境内に入りましたので、あらためて鳥居から参拝したいと思います。
石鳥居
通常は社殿から斜め右方向に2分ほどのこの鳥居から参拝します。稲荷神社はなぜか、鳥居が多いですね。
石鳥居を少し歩いて左に、大鳥居があります。ここをまっすぐ行くと、拝殿になります。半分ほどの位置に、下の狛犬が鎮座。
拝殿・本殿です。
白狐社
眷属 白狐をお祀りするお社。参拝者の願いを叶えるお手伝いをする白狐さんが並んでいます。お願いキツネ・神狐は授与所にて購入します。
拝殿・本殿右すぐ横にある白狐塚(すぐ右に太子堂も)
参拝者のお願いを叶え、役目を終えた白狐たちが神様の元へ戻り、次のお使いまで休み神通力を養う塚です。
お土産は洗練されたガトーフェスタハラダ本店。工場も見学
於菊稲荷神社から約15分、14時に到着。建物は大きく2つに分かれていて、右がお買い物スペースで、左が工場です。このバスツアーでは、お土産はここで買うのがおすすめ。群馬県でしか販売されていないものも多くあります。工場見学は左の建物4Fにエレベーターで上がります。受付で上のザラメをガズバーナーで溶かしてくれる生ラスクをいただけます。熱いですが、これは絶品。材料の良さが味と香りで感じられます。工場はきれいでほぼオートメーション化されていて、従業員はあまりいません。
バスに戻ってくると、お土産が置いてありました。(写真・下)上が普通のラスクで、下がホワイトチョコがコーティングしてあるワイン風味のラスク。ワインのおつまみに最適です。
高さ21mのだいこく様・甲子大国神社と岩窟の中之嶽神社
ガトーフェスタハラダ本店を14時35分に出発し約60分、15時35分に最後の参拝地・中之嶽神社につきました。駐車場からは、妙義山の鋸のような稜線が見えます。宮司さんが駐車場までお出迎え。中之嶽神社のだいこく様のようなお顔と体です。
鳥居をくぐると、大きなだいこく様と変わった岩が見えます。宮司さんの説明によると、まるで2人の人が背中合わせになっているように見えます。さらに左の人は翼を持った鴉天狗のようにも見えます。
平成17年(2005)、氏子崇拝者の信仰心から奉納されました。だいこく様は「打出の小槌」ではなく「剣」を持っています。まずは、病や厄、悪霊を断ち切って、金運や開運などの福を招きます。だいこく様の使いはネズミ。そのため、子年に甲子大国神社をお参りするのが良いそうです。
祥雲青龍の天井画がある甲子大国神社
【ご祭神】だいこく様すなわち大国主命(オオクニヌシノミコト)拝殿の前には二つのだいこく様が鎮座。剣を持った右が厄除大国大神、打出の小槌を持った左が開運大国大神です。
斉灯サトル作の天井画 祥雲の青龍
昔より、妙義山の龍は青龍と言われており、喜びを運んできてくれる祥雲の青龍と名付けたそうです。
作者は、斎灯サトル氏
1977年生まれ静岡在住。 創作をするかたわら、依頼を受け講演でも活動。パフォーマンスは5分で畳数枚分を早描きし、涙する観覧者も多い。「みこと塾」心学教室主宰。
この祥雲の青龍には「シアワセ」が隠れています。
頭のすぐしたの暗くなった胴体に、「シアワセ」と書いてあります。
145段の階段を登り、中之嶽神社へ
けっこう傾斜がきつい40度145段の階段。
だいこく様の後ろ姿はなかなか見られないと思いましたので、失礼して写真を撮らせていただきました。
この岩は轟岩。そして、こちらが中之嶽神社です。
【ご祭神】倭建尊(日本武尊)
中之嶽神社様からのいただきもの。ご神木が入った「氣力」のお守りとだいこく様とアマビエ様。
中之嶽神社を18時55分に出て、途中高坂SAで20分休憩し、19時55分に新宿に帰ってきました。四季の旅ツアーの帰りでは、遅い時刻ですね。
終わりに
1日に6カ所回るのはコストパフォーマンスはかなり良いのですが、少し多すぎかなと感じました。その分滞在する時間が短くなります。今までの経験上、一カ所1時間は欲しいと思います。また、いくつか近い場所にあり、5〜15分の移動でバスを乗り降り、少し忙しなかったです。このツアーの最初の進雄神社の滞在は35分。こじんまりとした境内でしたが、なかなか趣があり良い神社でした。しかし、もの凄いパワーを感じる『天神の丘十二社』があったのですが、見た人は33人のうち、たったの2人でした。
このように、鳥居から拝殿まではすんなり観光できても、偶然にでも自分と波長が合う場所を見つけるのは短い時間では無理があります。個人的には、昼食は別として観光地は1日3カ所ぐらいが良いと思っています。
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玉村八幡宮の戌亥の日限定御朱印バスツアー
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。 なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。