この記事は、「筑波山梅まつりとうめでら&筑波山神社・健田須賀神社参拝バスツアー」の紹介記事です。(2020年2月23日参加)
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目次
なんと、1日で23体の御朱印がもらえる!
筑波山神社の御朱印は9体。プラス梅まつり限定御朱印が1体。健田須賀神社の御朱印は13体(猿田彦神社2種含む)もあります。
全部いただくと、1日でなんと23体の御朱印が集められます。
今回、私がいただいた御朱印は7体
御朱印は神社を参拝した証。上の7体には参拝していない神社の御朱印も入っていますので、ちょっと気が引けます。
健田須賀神社の御朱印ですが、添乗員さんがあらかじめ13体のうち、人気の1~3体までの書き置きを申請しておきます。これは、一度にたくさんの人が御朱印をいただくと、滞在時間にいただけない場合もあるからです。
そんな中で、特に記憶に残っている御朱印は、筑波山神社と健田須賀神社の23体には入っていない筑波山大御堂の御朱印です。御朱印の一字一字を丁寧に書かれているご住職のお姿が、とても美しかったからです。上の写真では、右から2番目の御朱印です。(↓筑波山大御堂へ)
それでは、バスツアーに出発します。新宿を7時30分発、途中守谷SAで20分休憩して、9時25分に筑波山梅林に着きました。
筑波山梅まつり、ほぼ満開で天気にも恵まれる。
駐車場からは5分ほどで、筑波山梅林の案内所に着きます。
写真は、案内所までの道から左を見た眺望。ここからでもこの眺望ですので、筑波山梅林の頂上にある展望四阿(あずまや)からの眺望が楽しみになってきました。
筑波山梅まつりの案内所の前には、つくば観光大使の美人お姉さんが二人。着物も華やかな梅柄です。
青空をバックにすると、白い梅の花は本当にきれいです。
ところで、展望四阿に登るルートは2つあります。案内所の右横から、急なごつごつした岩場を登るルートと左のほうから回っていく緩やかなルートの2つです。
体力温存のためには、緩やかな2番目のルートをおすすめします。帰りに急なごつごつしたルートを降りる方が楽だからです。
上の写真は、緩やかな2つ目のルートから案内所を見下ろしています。下の写真は、ルートの中ほどからの眺望。2つ目のルートからは、このような眺望がいたるところで見られます。
展望四阿が近くなってきました。
梅の花のトンネルもなかなかいいですね。
展望四阿を、下から見上げてみました。展望四阿にいるみなさん、カメラを向けて眺望を撮影しています。
展望四阿から見た梅林ですが、意外に白梅が少なく、思ったより地味な眺望でした。
しかし、はじめに話したもう一つのルートを降りて行くと、白梅が多くなり青空に映えています。また、梅の枝はまるで水墨画を見ているような幽玄な世界を作っています。
降りてくるところにも見晴台があります。そこからの眺望も絵になります。
「福来梅の木」に縁結び絵馬をかける!
「福来梅(ふくれうめ)の木」縁結び絵馬
『筑波山神社にお祓いいただいた1000本に1本の縁結びパワースポット「福来梅の木」。梅林中腹にあり、筑波岩に囲まれ、筑波山梅林で毎年1番梅の実をならす梅まつり限定のパワースポットです。そのパワースポットに筑波山神社の縁結び絵馬に願い事を書いて、福来梅の木にかけてみてはいかがでしょうか?』
と説明されています。(絵馬は案内所にて500円)
福来梅の木は梅林の中腹ですから、まだまだこのような幽玄な梅の木が見られます。まるで、パワースポットの中にいるようではありませんか?
この「福来梅の木」の御朱印もあったら、欲しいですよね。
筑波山うめまつりを堪能し、少し疲れてきたらおもてなし館で休憩しましょう。屋台も出ています。
筑波山神社では、筑波山・ご神体のパワーをいただく!
筑波山神社の第一鳥居前の駐車場には、筑波山梅林からわずか2〜3分。歩いてもこられます。滞在時間は、10時30分から12時10分の100分間。この鳥居から、神社入口の第二鳥居までは、歩いて約10分。少し緩やかな坂道になります。
また、途中7分ほどのところに、筑波山大御堂が道の左にあります。
第二鳥居の背景は筑波山です。鳥居の中に見えるのが神橋です。
筑波山神社・神橋
切妻造小羽葺屋根付。間口1間(1.8m)、奥行4間(7.2m)で、安土桃山時代の様式の反橋(そりはし)です。神橋を過ぎると階段の上に、随神門が見えてきます。
筑波山神社・随神門
間口5間2尺(9.6m)、奥行3間(5.4m)の楼門で、茨城県内では随一の規模。歴史を感じるこの随神門で境内を守っているのが、左に倭建命(ヤマトタケルノミコト)、右に豊木入日子命(トヨキイリヒコノミコト)です。豊木入日子命とは、第10代崇神天皇の皇子です。
ふつう神社の随神門を守っているのは、櫛石窓神(クシイワマドノカミ)と豊石窓神(トヨイワマドノカミ)です。倭建命が随身門で守っているなんて、かなり珍しいです。下の写真を見ても、櫛石窓神と豊石窓神のように剣をもち、弓矢を背負った、鎧を着た武者姿ではありません。
大杉
随神門の右手にあります。樹齢約800年、樹高32m、周囲9.8m。
筑波山神社拝殿
筑波山は、関東地方に人が住むようになったころから、信仰の対象として仰がれてきました。筑波山から受ける恵みの数々は、まさに神からの賜物でありました。その山容が二峰相並ぶため、自然に男女二柱の祖神が祀られました。
その後、祖神は「いざなぎの神、いざなみの神」と日本神話で伝えることから、筑波の大神も「いざなぎ、いざなみ両神」として仰がれています。
(筑波山神社・御由緒 https://www.tsukubasanjinja.jp/about/about.html)
【ご祭神】
筑波男大神 伊弉諾尊(イザナギノミコト)男体山871mに祀る
筑波女大神 伊弉冊尊(イザナミノミコト)女体山877mに祀る
【ご神徳】
・縁結び・恋愛成就
・子授け・子育て開運、夫婦円満
・仕事運アップ、活力・発想力アップ
この鈴の切れ込みをみてください。わかりづらいですが、両サイドがハートの形をしています。さすが、縁結びの神を祀っている神社です。
筑波山神社拝殿の右にある春日神社・日枝神社の拝殿。
春日神社は、「春日」を社名に持ち春日神を祭神とする神社。
日枝神社は、山王信仰に基づき比叡山麓の日吉大社より勧請を受けた神社。
下の写真が、拝殿すぐ後ろにある春日神社・日枝神社です。
マルバクス(丸葉楠)市指定天然記念物
春日神社・日枝神社の右横にあります。
マルバクスはクスノキの変種で、葉が著しく丸く、この木をもとに牧野富太郎博士が命名され、昭和15年『実際園芸』26巻11号に発表された。「タイプツリー」と呼ぶ。
葉の比較(葉の幅に対する長さ)
普通の楠 2〜2.5倍/マルバクス 1.3〜1.6倍
(説明書きより)
愛宕山神社は、マルバクスの後ろにあります。いかにもパワーがありそうな雰囲気の中にあります。すぐ左下には、楠木正勝の墓もありました。
朝日稲荷神社は、筑波山神社拝殿の後ろ、少し上がった所にあります。ここも筑波山に連なるパワースポットですね。
宇宙の卵
随神門の左手にあります。「万博会場の東ゲートに飾られた科学万博つくば’85のシンボル。強化プラスチック製で、銀色鈍く輝く宇宙の卵は、無の象徴として生まれ、みんなであたためる未来の夢がたのしみである」と書かれています。
厳島神社は、宇宙の卵の右奥にあります。
厳島神社の脇障子の浮彫り彫刻。何かの賢人でしょうか?
厄除け筑波石
ちょっと変わった厄割り玉は、拝殿右前にある写真下の岩に投げ入れ、厄を落とします。初穂料200円
御朱印を待っていたり、境内を回っていたら、集合時間まであと25分。
やばい!筑波山大御堂に早く行かなければ……バスまでの時間を除くとあと15分、焦りました。
筑波山神社の御朱印と梅まつり限定御朱印
筑波山神社でもらえる御朱印です。
ケーブルで頂上へ行って、左上の女体山御本殿と男体山御本殿の御朱印をいただきたかったのですが、時間がなくあきらめました。
筑波山大御堂。住職の丁寧な御朱印書きに感動!
筑波山大御堂(おおみどう)
茨城県つくば市筑波にある真言宗豊山派の寺院。山号は筑波山。本尊は十一面千手観世音菩薩。坂東三十三箇所第25番札所。東京都文京区大塚にある真言宗豊山派大本山護国寺の別院です。
延暦年間(782年 – 806年)徳一(法相宗)の開山により古筑波山寺が創建され、その後空海が入山し知足院中禅寺と号したといいます。筑波山(筑波山神社)と神仏習合により信仰され、江戸時代には多くの寺領を有していました。明治初年の神仏分離により破却されましたが、1930年(昭和5年)新たに建立されました。
現在、本堂は新築中で、2020年3月の完成予定。(ウィキペディアより)
御朱印を一文字、一文字、丁寧に書かれていたご住職(女性)。
「写真を撮らせてもらってよろしいでしょうか?」
と係りの方にお尋ねしましたら、
「お心のままに」
と手を休めることもなく、ご住職自ら答えていただきました。
しかし、そのもの静かで淡々としたお姿には、本当に心が洗われる気がしました。シャッターがなかなか切れず、後で見たら上の写真のようにピンボケでした。
〈撮ってはいけないのでは…〉という心の迷いが出てしまったようです。
また、通常は同じ場所や人物は少なくても2枚以上写真を撮ります。しかし、この時は1回しかシャッターを押せませんでした。
圧倒されるとは、こういうことなのだと気づかされました。
また、この御朱印は書体もとても品が良く美しいと感じます。
バスの集合時間にギリギリで間にあいました。
書き置きではなく、書いてもらって本当によかったと思っています。
筑波山大御堂の背景は、もちろん筑波山。工事は3月で終わる予定です。改めて、またゆっくり参拝したい、そう思っています。
御朱印を集めなら結城市・健田須賀神社
筑波山神社から約1時間弱、13時10分に健田須賀神社に着きました。健田須賀神社の第一鳥居
健田須賀神社の第二鳥居
鳥居の左後ろにある石組にみえるのが、猿田彦神社です。後で調べてみてわかりました。気付かず素通りしてしまいました(謝)。
猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)は、アマテラスオオミカミの孫ニニギノミコトが天孫降臨した際に、地上を案内しました。
健田須賀神社の拝殿と本殿
【ご祭神】
武渟川別命(タケヌナカワワケノミコト)
須佐之男命(スサノオノミコト)
【ご神徳】
健康・病気平癒・厄除方位除・交通安全
健田須賀神社の神楽殿
健田須賀神社の十二社
結城七社(健田須賀神社を除く六社)の他、香取神社(下総国一の宮)・松尾神社(酒造の神)・羽黒 三峯神社(火伏盗賊除の神)・白峯神社(淳仁天皇、崇徳天皇)足尾神社(足腰の悪い方、健脚の御利益)をお祀りされてます。
結城七社
結城七社は、結城地方を守護する代表的な神社。その所在は結城市域では健田須賀神社(浦町)・住吉神社(西の宮)・大桑神社(小森)の3ヶ所です。小山市域では高椅神社(高橋)・八幡宮(上梁)・大神宮(中河原)・鷲宮神社(萱橋)の四ヶ所で、これら一帯は結城領内です。
また、この七社をお参りすると願い事が叶えられると昔より伝えられており、殊に七社から破軍星を求め、この破軍星を常に背負い勝負すると必勝が得られるといいます。
破軍星
北斗七星の柄先の星 (おおぐま座)をさす中国名。これを剣先に見立てて、その方向に向って戦うものは勝ち、逆らって戦うものは負けるとして吉凶を占ったと言います。 剣先星(けんさきぼし)とも呼ばれます。
甲子稲荷神社
【ご祭神】
大国主命(オオクニヌシノミコト)縁結び・夫婦円満のご神徳があります。
倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)穀物の神。この神を祀った京都の伏見稲荷大社が有名です。
左のご神木(拝殿の左後ろ)ともいうべきカヤの木。右(拝殿の右後ろ)は?
住吉高倚神社
住吉高倚神社(すみよしたかはしじんじゃ)は、健田須賀神社から歩いて7〜8分のところにあります。社務所もなかったので、ちょっと特徴がわかりませんでした。バスツアー当日に配られた地図にあったので行ってみたのですが……
【ご祭神】住吉三神
表筒男命(ウワツツノオノミコト)
中筒男命(ナカツツノオノミコト)
底筒男命(ソコツツノオノミコト)
イザナギノミコトが黄泉の国より帰ってきて、みそぎをした時に生まれました。この後にアマテラス、ツキヨミ、スサノオの三貴士が生まれました。
健田須賀神社からいただいた4体の御朱印
猿田彦神社の御朱印は、御朱印帳に書いてもらいました。下の3体の御朱印は、あらかじめ添乗員さんに手配していただいた書き置きの御朱印です。
御朱印は集めたいが、参拝してない御朱印はちょっといただくのに、とまどってしまいます。あくまで、御朱印は参拝した証ですから……。
うめでら東持寺の梅は5分咲き、七福羅漢像?
500年の歴史を有する東持寺は、「光國山 梅香院 東持寺」といい曹洞宗のお寺です。境内に数百本の梅林があり、「うめでら」の愛称で親しまれています。
境内地は、およそ1万坪の広さがあり、中世の武家屋敷跡として市の文化財史跡に指定されています。
(うめてら・東持寺(とうじじ)御由緒 https://www.umedera.net)
境内の中に七福羅漢像が立っています、右隅が寿老人羅漢、本堂に向かって左前が弁財羅漢です。この近辺にあと5体の七福羅漢が安置されています。
四季の旅スタッフさんが、今回の参加者にインタビューしていました。
約3ヘクタールの境内に約10種類、300本の紅白の梅林です。
これで5分咲きといったところ。満開になれば、さぞ見応えが出てきそうですね。
これは面白い、七福羅漢(らかん)像
(左から)大黒羅漢、恵比寿羅漢、布袋羅漢
羅漢(阿羅漢)とは、仏教において最高の悟りを得た、尊敬や施しを受けるに相応しい聖者のこと。この境地に達すると迷いの輪廻から脱して涅槃に至ることができるといいます。
(左から)弁財羅漢、福禄寿羅漢、寿老人羅漢、毘沙門羅漢
※境内には、七福羅漢像の他にも数体の羅漢像があります。
薬師堂
薬師堂は、元光國山薬王院といい山川氏の持物堂であり、瑠璃光薬師如来が安置されています。
覆堂三宝殿・殿内の正和大板碑(せいわおおいたひ)
縦190cm・横幅110cm・厚さ10cmあり、碑面には篆書風に「南無佛」と大書され、両側に二基の五重の塔が陰刻されているそうです。
うめでら東持寺の御朱印
終わりに
筑波山梅まつりは、天気良し、開花良しの絶好の梅日和でした。また、梅の木の枝ぶりの幽玄なこと、まるで別世界にいるようでした。画架を立てて、じっくり絵を描きたいと思いました。バスツアーからすでに数日経ていますが、いまだに筑波山大御堂のご住職の姿、御朱印を書かれている姿が思いだされます。何事にも真摯にたいする、そんなお姿でした。
筑波山神社は境内散策と御朱印の待ち時間、筑波山大御堂を含めるとゆうに100分は過ぎてしまいます。ケーブルに乗って、男体山御本殿と女体山御本殿に参拝することはできません。
四季の旅様
「筑波山神社 男体山御本殿と女体山御本殿を参拝!」という、滞在時間3時間のツアーはできませんか。ケーブルで筑波山頂駅に行けば、見晴らしも良いし、時間が余ることはないかと思います。
ただし、風の強い日はケーブルが動かないこともあるようですから、代替案もなければ難しいですかね。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
筑波山梅まつりとうめでら&筑波山神社・健田須賀神社参拝バスツアー
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。