この記事は、「中之嶽神社(正月限定御朱印)・妙義神社・玉村八幡宮の初詣三社巡りバスツアー」の紹介記事です。(2020年1月11日参加)
こちらのツアーに参加するにはコチラ
2020年の初バスツアー、「どこの神社を参拝しようか?」と調べていたら、四季の旅サイトで華やかな御朱印3体セットが目にとまりました。2,000円はちょっと痛いですが、このツアーに決めました。
※中之嶽神社は「なかのたけじんじゃ」と読みます。
目次
中之嶽神社・正月[限定]御朱印3体と通常御朱印2体
なんと、中之嶽神社の2020子年・正月[限定]御朱印は3体!
中之嶽神社の正月[限定]御朱印は書き置き3体になりますが、正月にふさわしい華やかさです。御朱印帳をいただくと付いてくる御朱印2体!
見てください。この龍の青文字の勢い!妙義山の龍は、祥運の青龍と呼ばれています。「上毛上毛金洞山鎮座」とあるのは、上毛国(こうずけのくに)の妙義山(金鶏山・金洞山・白雲山)の中の金洞山に中之嶽神社があるからです。甲子大国主大神とは、国造りの神オオクニヌシ様です。なお、妙義山・赤城山・榛名山を、上毛三山といいます。
※「甲子」は、「きのえね」と読みます。干支の組み合わせの1番目になります。
「甲子」は簡単に説明できませんので、興味のある方は検索して調べてくださいね(謝)。
中之嶽神社の御朱印帳は、「祥運の龍」か「大国様」か、選べます。
この正月バスツアーでは、御朱印帳は「祥運の龍」か「大国様」か、どちらかを選びます。黒い祥運の龍の御朱印帳は3,000円、赤い大国様の御朱印帳は2,000円。
(御朱印帳をいただくと、御朱印2体が付いてきます)
【祥雲の龍】の作者は、斎灯サトル氏(↓甲子大国神社の天井画参照)
【ご注意】最初に参拝するのは玉村八幡宮ですから、中之嶽神社の御朱印と同じ御朱印帳にするなら、玉村八幡宮の御朱印は書き置きをもらってください。
それでは、中之嶽神社の正月[限定]御朱印で気分も盛り上がったと思いますので、初詣三社巡りバスツアーの出発です。
新宿8時52分出発、高坂SAで25分の休憩。玉村八幡宮の一の鳥居わきの駐車場には10時に着きました。
玉村八幡宮、榊にかかった可愛い「願い玉」が珍しい!
玉村八幡宮の一の鳥居から向こうに見えるのが随神門。また、下の写真からもわかるように、鳥居から拝殿までは一直線です。
随神門は、慶応元年(1865)建造の入母屋造楼門。なんか、とても味があります。
随神門から伸びている参道ですが、狛犬までは中央にきれいに石が敷かれています。
この敷石には、こんなエピソードがあります。
昔、玉村八幡宮の森に逃げ込んだ博打打ちが「真人間になりますので、おたすけください」と、お堀に小判を投げ入れたといいます。この願いが通じたのか、博打打ちは逃げることができました。後になって、ある人がこの敷石を寄進しました。それが、逃げた博打打ちだと言われているのです。
後日談ですが、明治時代になって、社殿の右横にある厳島神社のお堀から、小判4枚が発見されました。
この敷石を過ぎると、参道の左側に「撫で犬」「猿田彦神社・淡島神社」「楠木のご神木」が並んでいます。
撫で犬。安産・子育て・子宝を願う方は、ぜひ撫でてください。
一つの社にスクナヒコナを祀った淡島神社とサルタヒコを祀った猿田彦神社
サルタヒコは主に道案内の神で、スクナヒコナは主に医薬の神様、また一寸法師のモデルになった神です。
楠木のご神木
幹が根元より2本になり、二人が寄り添う姿に見えることから、夫婦楠木と呼ばれています。樹齢は80年ほどですが、楠木は育つのが早く成長繁栄の楠木とも言われています。
参道の終わりに神橋と中門
中門の前の両側にある鉢植えは、榊(さかき)です。玉村八幡宮では、おみくじの代わりに「願い玉」がくくりつけられます。この「願い玉」の中に、願い事を書いた紙を入れます(初穂料500円)。
玉村八幡宮の社殿(拝殿・本殿)
玉村八幡宮のご祭神
八幡様(三柱の神)を祀っています。誉田別命(ホンダワケノミコト):第15代応神天皇です。
気長足比売命(オキナガタラシヒメノミコト):応神天皇の母。朝鮮に出兵した神功皇后(じんぐうこうごう)の名のほうが有名です。
比咩命(ヒメミコト):比売神(ヒメガミ)とも。
拝殿の左に行くと、五穀の神ウカノミタマを祀る稲荷神社(左)とヤマトタケルを祀る古峯神社(右)があります。中央は、猿田彦大神の石碑。
社殿の右のお堀の中に、イチキシマヒメを祀った厳島神社。絵馬かけ弁天と呼ばれ、家内安全・厄除・合格祈願などのご神徳があります。
ところで、後で境内案内を見ていたら、この厳島神社の右の方、森の裏側に昇龍の松があるそうです。V字のように成長した松でパワースポットだそうです。
玉村八幡宮の御朱印
最初の方でふれましたが、御朱印帳は中之嶽神社と一緒にしたいので書き置きにしました。(初穂料300円)玉村八幡宮を10時45分に出発、おぎのや横川店に11時20分着。少し早いですが昼食です。
駅弁ランキング上位のおぎのや「峠の釜めし御膳」の昼食
毎年駅弁ランキング上位の「峠の釜めし」ですから、味はまちがいなし。釜めし御膳なので、刺身こんにゃくや煮物、お新香などもついています。右上のお鍋は味噌汁。席についても、まだ火が付いていて温かい。こんな心遣いはとても嬉しいですね。
峠の釜めしは、鶏肉煮、筍煮(3枚)、椎茸煮(2個)、牛蒡煮、栗甘露煮、ちょっと珍しい杏子甘煮、うずら玉子煮と具だくさん。写真・右下の小さな釜の容器は漬物セット、可愛いですね。
昼食とお土産のお買い物で約1時間。そして、12時20分におぎのや横川店を出発、中之嶽神社(なかのたけじんじゃ)には、12時40分に着きました。
中之嶽神社、高さ20m日本一の大国様
妙義山でも正面に見えるのが白雲山。左の方にほんの少し見えるのが、中之嶽神社がある金洞山です。
(左隅にある鳥居がわかりますか?)
中之嶽神社では、宮司さんに日本一の大国様や中之嶽神社と甲子大国神社について説明をしてもらえます(約15分)。また、参拝前のお祓いもしていただけます。移動の前には法螺貝を吹いて、境内の各所に移動します。
ところで、この宮司さん、なんか大国様のようなお顔をしていませんか?
日本一の大国様は、高さ20m、重さ5.5t。平成17年(2005)に奉納されました。
この大国様は「打出の小槌」ではなく「剣」を持っています。まずは、病や厄、悪霊を断ち切って、その後に金運や開運などの福を招くということです。
大国様の使いはネズミ。そのため、子年に甲子大国神社をお参りするのが良いということです。また、「甲子祭(きのえねさい)」といって、子の日・子の刻参り(夜中11時〜1時)があります。
大国様の隣には、ヤマトタケルを祀った中之嶽神社へ続く145段の階段がありますが、その前に甲子大国神社での合同参拝がありました。甲子は「きのえね」と読みます。
「祥運の青龍」天井画がある甲子大国神社
【ご祭神】大国様すなわち大国主命(オオクニヌシノミコト)
拝殿の前には二つの大国様が鎮座しています。
打出の小槌を持った左が開運大国大神、剣を持った右が厄除大国大神です。
甲子大国神社の中での合同参拝後、大国様を撫でてから約13mmの金の大国様がいただけます。財布の中に入れておくと、金運が上がるといいます。
斎灯サトル作の天井画「祥雲の青龍」隠れた幸せ、わかりますか?
昔から妙義山の龍は青龍と言われていて、喜びを運んでくれる祥運の青龍と名付けられたそうです。祥運の青龍の作者は、斎灯サトル氏 → 斎灯サトル氏 公式サイト
1977年生まれ静岡在住。 創作をするかたわら、依頼を受け講演でも活動。パフォーマンスは5分で畳数枚分を早描きし、それを見て涙する観覧者も多い。
「みこと塾」心学教室主宰。
歴史あるお寺の大天井画を数件制作。個人の制作枚数としては日本一。
年間一千万人参拝の江島神社の重要文化財のある奉安殿、東海地区最大64帖の大天井画など。
(サイトのプロフィールから)
この祥運の青龍には「幸せ」が隠されています。
頭の左下の暗くなった胴体に、カタカナで「シアワセ」と書いてあります。
最初に説明したように、この祥運の青龍を表紙にした御朱印帳もあります。
145段の階段を登り、中之嶽神社へ
けっこう傾斜がきつい145段の階段。感覚的には30度くらいの勾配でしょうか?
次の妙義神社にも同じように急な165段の階段があります。ですから、宮司さんは、ここは妙義神社の階段のウォーミングアップですと、冗談にしていました。
社殿の上に、妙義山の金洞山が聳えています。まさに、パワーが迫ってくるような気がします。
社殿が、岩に食い込んでいます。
中之嶽神社を参拝後、13時40分に出発し、妙義神社には14時に着きました。
そういえば、おぎのや横川店から中之嶽神社へ行く途中、妙義神社の前を一度通ります。それから、坂道を登っていき、中之嶽神社へ行くのです。
妙義神社は、彫刻の社殿。164段の急な階段を登ります。
妙義神社は、2回目の参拝です。前回は2018年3月24日でした。この右にある大きなしだれ桜が、同じく咲いていませんでした。咲いたしだれ桜(樹齢200年)、ぜひとも一度見たいと願っています。
参道を登っていくと、まずは総門が現れます。仁王像が安置されています。
この総門をくぐると、右に授与所がありますので、そこで御朱印をいただけます(初穂料500円)。
左にあるご神木のような二本の大杉に光を遮られて、暗くなってしまった銅鳥居です。
波己曽社(はこそしゃ)
銅鳥居をくぐると、すぐ右手にあります。波己曽社は、拝殿・幣殿・本殿からなっていて、旧本社と言い伝えられています。
銅鳥居の前方に、急な165段の階段がある男坂。右の緩やかな登りが女坂になります。
この男坂には、かつてご神木とも言える大杉がそびえていました。しかし、倒木の恐れから伐採されてしまいました。この切り株の大きさから、かなりの大杉だったことがわかります。
また、大杉があった頃、NHK大河ドラマ「義経」で、牛若丸が預けられる鞍馬山の撮影が行われた場所としても有名になったそうです。
165段を息継ぎしながら登って、やっと随神門にたどり着きます。
随神門をくぐり、左へ十数メートル歩くと右上に唐門。向こうに見えるのが拝殿です。
妙義神社の社殿(拝殿)
妙義神社の社殿は、重要文化財の彫刻が多く施されています。まるでお神輿のように煌びやかです。
【ご祭神】
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)
豊受大神(トヨウケオオミカミ)
トヨウケオオミカミは、アマテラスオオミカミのお食事番として、伊勢神宮・外宮のご祭神としても祀られています。
他に、菅原道真公と権大納言長親卿
妙義神社の素晴らしい彫刻群
拝殿正面の左右には、上り龍と下り龍が対をなして参拝者を見下ろしています。
拝殿の左右にある脇障子には、竹林の七賢人。中国の晋の時代、世の中のわずらわしさを避けて、隠者七人が竹林に集まり、清談にふけった故事によります。
拝殿の正面と側面の三面の壁には、このような彫刻が二幅ずつあります。日光東照宮の彫刻師が彫り上げたと言われています。
そして、本殿の真後ろにある天狗社。
この天狗社、調べてもよくわかりませんでしたが、かなりのパワーがありそうですね。
天狗社の扉を開けると、さて何が飛び出してくるか、怖いような感じもします……
妙義神社の御朱印
(初穂料500円)
妙義温泉もみじ湯でしばし休憩
露天風呂もありました。さすがにカメラを持って入れなかったので、出てから露天風呂のすぐ脇から撮った写真です。1時間の休憩後、16時10分に新宿へ向かいました。
終わりに
中之嶽神社のこの「祥運の龍」の御朱印。アートとも言える文字が、力強い!
2020子年は、この「祥運の龍」の勢いを得て、前進していきたいと思っています。
また、妙義神社のしだれ桜、なんとか見たいと思いますが、4月頃に咲くのでしょうか。しかし、そんなに何回も同じところには行けませんので、諦めるしかないか……
とにもかくにも、2020年華やかなスタートができてよかったと思います。
四季の旅さま、ありがとうございます。
最後に、中之嶽神社の前での記念写真を載せておきます(ツアー参加者一部の方のみ)。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
中之嶽神社(正月限定御朱印)・妙義神社・玉村八幡宮の初詣三社巡りバスツアー
※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。