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〜四季折々の絶景〜恋のしらやまさん 白山比咩神社おついたちまいりと金運の金劔宮参拝&金沢 たっぷり約5時間のプリータイム♪
の紹介記事です。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
5月1日(4月30日新宿出発)、白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)、金劔宮(きんけんぐう)&金沢5時間フリータイムのバスツアーに行ってきました。
目次
このバスツアーを選んだ3つの理由
【理由1】やっぱり、新元号「令和」初日5月1日には、どこかの神社を参拝したかった。
【理由2】
今年は、金劔宮(きんけんぐう)で金運をアップしたかった。
あの船井総研の船井幸雄氏が、日本の二大金運神社の一つに上げていましたので。
【理由3】
兼六園にもう一度行ってみたかった。
ちょうど30年前友人の結婚式で金沢に行った時、兼六園に行きました。しかし、全然覚えていません。兼六園の冬の絵ハガキのイメージしかありません。今回行って、その広さに驚きました。

4月30日夜10時30分、新宿を出発。
3回の休憩をとり、「令和元年」5月1日6時20分に白山比咩神社に着きました。
地元のガイド磯部さんが、すでに一の鳥居前で待っていてくれました。「おついたちまいり」終了まで約1時間案内してもらいます。その後、1時間ほどの自由散策になります。

白山比咩神社と毎月1日の「おついたちまいり」
白山比咩神社は、霊峰白山を御神体とする全国に5,000社ほどある白山(はくさん)神社の総本宮です。総本宮のみ特別に、白山は「しらやま」と呼ばれます。「恋のしらやまさん」ともいわれています。「比咩(ひめ)」は、神道の女神です。表参道と琵琶滝
一の鳥居をくぐると、すぐ橋があります。ここから表参道が250mほど続きます。うっすらと緑の苔が生えているゆるやかな階段です。
小雨が降っていましたが、スギやケヤキ、カエデの新緑がとても優しく迎えてくれました。少し歩くと、左に琵琶滝。白山からの伏流水がとても澄んでいました。


二の鳥居とご神木の老杉
二の鳥居の右手前にある樹齢800年の老杉がご神木です。白山比咩神社が縁結びの神社だけに、老杉も二本並んでいます。根元の周りが約12m、樹高約42mだそうです。
左には手水舎があります。


ここの狛犬ですが、ちょっと笑っているようでユーモラス。
ここで表参道を振り返ってみました。小雨と朝の靄が演出する表参道は、幽玄さに満ちていました。


三の鳥居、大ケヤキと神門
二の鳥居から次の三の鳥居までは、ふつうの階段です。表参道の階段は、すべてで108段あります。


三の鳥居をくぐると、すぐ右に大ケヤキ(写真・上)。左には神門。神門は神馬舎につながった一連の建物です。

荒御前神社と手取川
神馬舎の前には荒御前神社(あらみさきじんじゃ)。神功皇后(じんぐうこうごう)を朝鮮半島に出征させた住吉三神を祀っています。すでに、たくさんの参拝者が並んでいます。右手からは、手取川を見下ろせます。


外拝殿から禊場へ
神門をくぐると、正面が外拝殿。外拝殿の右にある遊神殿から入り、7時20分から拝殿で「おついたちまいり」です。まだ時間がありますので、ガイドさんが境内の奥にある禊場(みそぎば)を案内してくれました。水深75cm。体を清めたり、罪やけがれを洗い流す場所です。今回は入りませんが、手だけはお清めしました。


遊神殿の前に、白山奥宮遥拝所
この遥拝所には、白山の3つの峰を模した岩が祀られています。(写真は後ろからですが) 鳥居の方から見て、中央が御前峰(ごぜんみね)、左に大汝峰(おおなんじみね)、右が別山(べつざん)になります。このように奥宮(御前峰)を模したものが、遥拝所に具体的に設けられているのは、とてもわかりやすいですね。

遊神殿・拝殿にて「おついたちまいり」(毎月1日。撮影は禁止)
遊神殿で時間待ちしてから、拝殿に入る前に手を清め「おはらいさん」を首にかけます。
「おついたちまいり」は、まるで舞台を見ているようでした。
左手に大太鼓や和楽奏者。大太鼓が響くと、厳粛な雰囲気のなか、斎主(いわいぬし)による祝詞奏上(のりとそうじょう)で始まります。舞女(まいひめ)による神楽舞(かぐらまい)は、まさに雅の世界。最後に各団体の代表者による玉串拝礼も行われます。


白山比咩神社ホームページには、こう説明されています。
月の始まりは、月の満ち欠けによる「月立ち」が転じて「ついたち」と呼びます。(中略)神恩感謝の真心を捧げ、無事に過ごせた1か月への感謝と、新しい月の無病息災・家内安全・生業繁栄・商売繁盛などを祈念し、益々大神様の御加護を頂けるようにお参りする古式ゆかしい習わしです。
(出典:白山比咩神社公式HPより)
「おついたちまいり」を終えた参拝者は、お神酒(?)をいただき、神様に献上した供え物である神饌(しんせん、神に供える酒食)など一式がいただけます。

白山比咩神社のご祭神
菊理媛神(ククリヒメノカミ)伊弉諾尊(イザナギノミコト)
伊弉冉尊(イザナミノミコト)
イザナミはカグツチという火の神を産んだ時、ヤケドをして死んでしまいます。神様にも死があるのですね。残されたイザナギはその悲しさから、カグツチの首をはねてしまいます。それでも、悲しみは消えません。
「イザナミに会いたい!」
イザナギは、黄泉の国に行きます。しかし、イザナミの変わり果てた恐ろしい姿に驚き、逃げかえります。追うイザナミ。生の世界と死の世界の間「黄泉比良坂(よもつひらさか)」までくると、イザナギはその間を岩で塞ぎます。岩を挟んで対峙するイザナギとイザナミ。ここで、二人を和解させたのがククリヒメ。だから、縁結びの神様と言われるようになりました。
ただし、古事記にはククリヒメは出てきません。
イザナギとイザナミは和解もしません。こう言い合って別れます。
イザナミ「毎日人を1000人殺してやる」
イザナギ「それなら毎日1500人の子供が生まれるようにしよう」
白山比咩神社のご利益と恋まゆ
ご利益は、なんといっても「縁結び」。「くくる」つまり縁を結ぶという意味があります。その他に無病息災・家内安全・生業繁栄・商売繁盛など。【牛首紬 恋のお守り 恋まゆ Love Cocoon】
このお守りは社務所にはありません。ふつうの売店で買うことになります。
白山のふもとで、運命で結ばれた蚕のカップル(オス・メス)が入っている玉繭(たままゆ) の恋のお守りです(税込1,620円)。特製の桐の箱は、別売。ちなみに、恋まゆ・桐箱入りは税込2,160円です。

白山比咩神社の御朱印
帰る頃になると、白山比咩神社の御朱印希望者は50人ほどの行列でした。しかし、御朱印は添乗員さんがすでに手配してくれていましたので、並ぶことはありません。あとでわかったことですが、金澤神社での御朱印の時間を考えると、本当に助かりました。日本三大金運神社・金劍宮で、最強金運を得たい!
三大金運神社のあとのふたつの金運神社は、千葉県の安房神社と山梨県の新屋山神社です。
滞在時間は30分。社務所には、すでに20人以上の人が並んでいました。並んでいては、とても30分で御朱印をいただいたり、参拝や境内を見て回れません。
しかし、大丈夫。御朱印は添乗員さんが手配してくれました。が、有名な「金色のお守り(500円)」と「三種の神器のお守り(500円)」は買うことはできませんでした。残念!
それにしても、ガラス張りの拝殿はとても珍しいですね。

この金劔宮の神額をみてください。なんか、金箔を貼った文字に見えませんか。調べてみましたが、実際に金箔かどうかわかりませんでした。それにしても、金運が溢れ出ているような文字ですね。
金劍宮のご祭神
主祭神は、瓊々杵尊(ニニギノミコト)その他の神様
大國主神(オオクニヌシノカミ)とその・事代主神(ことしろぬしのかみ)、日本武命(ヤマトタケルノミコト)、猿田彦神(サルタビコノカミ)など。
参拝必須の乙剱社(おとつるぎしゃ)
【重要】金運を得るには、金劍宮の摂末社のひとつ「乙剱社」の参拝は必須です!
乙剱社は、拝殿に向かって左横にあります。手前の石碑は「悠久の杜」。平成10年に金劍宮が石川県の文化財天然記念物に指定されたことを記念して手取川から運ばれたものです。

乙剱社のご祭神は、彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)こと山幸彦ですが……
ここで1つ質問があります。
「金勝金目」とは、なんでしょうか?
1. 参拝するときに、必ず願かけする言葉「カネカツ!カナメ〜」
2. 大きな金を得る(勝つ)ために、金目の物(お賽銭)を収めなさい
3. 神様の名前
…
…
…
答え:3番
船井総研の船井幸雄氏は、この神様の彦火火出見命を金勝金目尊(カナカツカナメノミコト)としたようです。いかにも金運を高めてくれそうな神様の名前ですね。
繰り返しますが、金運を得たいのなら、必ず乙剱社も参拝してください。
(参考)http://osisi.jp/review.php?eid=00003&category=jinjya
【金劍宮の境内案内】
天の真名井
(写真・下)社ではなく、手前の石柱に囲まれた中です。立て札には、こう説明がありました。
天平年間より伝わる古池で、戸の池、殿池とも言われた時代かあり、『三州名蹟誌』にも記録が残る。干天の時も大雨の時も変わぬ水量で知られ、「明星水」「天忍石水」として住民からの尊敬も、厚かったと伝えられる。

「天の真名井」の後ろが恵比寿社。見えませんが左の奥が金刀比羅社(ことひらじんじゃ)。ご祭神は恵比寿様で「夫婦円満」「商売繁盛」のご利益があります。
さらに左には、丈六社と粟島社、そして左奥の鳥居をくぐると招魂社が緑の中で佇んでいました。



天の真名井の前に舞殿がありますが、その横にあるのが「義経腰掛石」。源義経が東北に落ちのびる際に立ち寄って腰掛けたとされています。


拝殿の右に神馬像が立っています。腹帯に神紋。1183年(寿永2年)春、木曽の源義仲が倶利伽羅谷(くりからがたに)合戦の大勝を奉謝して鞍置馬20頭を寄進した、という故事が伝えられています。
金劔宮の御朱印
小雨ふる情緒あふれる兼六園
兼六園って、庭が広い武家屋敷くらいに思っていました。入園してみて、かなり広いのにはビックリしました。バスの駐車場に近い「桂坂口」から入園しました。

私が歩いた兼六園ルート

茶店の「じぶそば」が目に入ったのですが、まだ10時です。近江市場での昼食を予定してましたので、ここはスルーしました。(あとで後悔する羽目に!)



噴水を見て、瓢池(ひさごいけ)に注ぐ翠滝(みどりたき)と海石塔です。

栄螺(さざえ)山は、兼六園の中ほどにあります。らせん状の階段を上り、山頂からは霞ヶ池。霞ヶ池の向こう側には蓬莱(ほうらい)島が見えます。




想像だにしていなかった日本武尊の像(明治紀念之標)にはビックリ!

根上松を見て、花見橋から一度外に出ます。成巽閣(せいそんかく)を左に、金澤神社に向かいました。
御朱印をいただくのに1時間45分もかかった金澤神社。
神社の前には、すでに御朱印を頂く行列が50人ほど並んでいました。「御朱印には金箔を添えてある」とツアー案内にありました。これは、ぜひいただかねばと思い、並びました。30分ほど待てばOKかなと思ったのです。ところが、なんと1時間45分かかってしまいました。

後ろに並んでいた人が、ネット情報でしょうか「明治神宮は9時間待ち!」と言っていました。帰ってきて、「明治神宮の御朱印は、5時間〜10時間待ちだった」とニュースで報じていました。
また、「令和元年」5月1日の明治神宮の御朱印が、オークションで3万円から10万円ほどになっていたとか!
金澤神社のご祭神
菅原道眞公など。そのため、合格祈願の絵馬がたくさんかけられていました。境内には、「夢牛」が佇んでいます。横に回って正面の顔を見ると、おとなしそうな顔をしていました(笑)。

石浦神社。人の願いに満ちた絵馬とおみくじ通り
兼六園に沿って歩いて、横から入った石浦神社には、まさに絵馬の通りとおみくじの通りがありました。その数には、正直圧倒されました。人の願いがいっぱいの情念の強さを感じ、少し怖くなるほどでした。

ここでも、御朱印希望者がすでに30人ほど並んでいます。時間を考えると、御朱印は諦めざるをえません。


石浦神社公認キャラクター「きまちゃん」みくじが可愛い。また、御朱印帳の種類も多いです。


金箔ソフトクリーム
石浦神社を出て、少し休憩をとりました。ソフトクリームは普段あまり食べませんが、金箔を貼ってくれるので注文しました。値段が500円ですから、金箔代が150〜200円でしょうか?
店内には、令和の記念用写真撮影コーナーがあります。他の茶店では、コーンの上のソフトクリーム全部を隠すほど金箔を貼るタイプもありました。高いものでは1,000円、なんと2,000円のソフトクリームもあります!さすが金沢、金の街です。

自由時間はあと1時間ちょっと。ここで兼六園内の茶店通りで昼食をとろうと思います。金澤神社で時間を取られてしまい、もう近江市場に行く時間はありません。新鮮な魚は諦めました。
「治部煮うどん・そば」でいいかと思い、茶店に入ると、
ガ〜〜〜〜〜〜ン、30分待ち!
新鮮な魚どころか、治部煮うどんも食べられず……
(兼六園に入った時、早くても「じぶそば」食べておけばよかった〜)
終わりに
令和元年5月1日の御朱印をもらう人が、こんなに多いとは思いませんでした。また、ゴールデン・ウィークも甘くみてはいけない!という教訓も得ました。今日は小雨がずっと降っていましたが、白山比咩神社をはじめ、金劔宮、兼六園は5月の柔らかい緑に包まれた、日本の情緒あふれる姿を見せてくれました。また、写真もそれなりの落ち着いた雰囲気で撮ることができました。
(ふつう、雨の日の写真は期待できません)
令和元年5月1日、良い記念バスツアーになりました。
こちらのツアーに参加するにはコチラ
白山比咩神社おついたちまいりと金運の金剱宮&金沢散策
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※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。