東国三社めぐり【必見】ネット検索しても出てこない御朱印!知る人ぞ知る御朱印?を拝受しよう! この記事は、東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】を参拝する大人気の日帰りバスツアーの紹介記事です。(2018年12月24日参加)
東国三社巡りとは、歴史ある関東最強のパワースポットである鹿島神宮(茨城県)、香取神宮(千葉県)、息栖神社(茨城県)の3つの神社を参拝することです。この三社は、出雲大社からの国譲りの神話に由来し、「お伊勢参りのみそぎの三社参り」として知られ、多くの人々が訪れています。
近年、テレビで「東国三社守」が取り上げられ、一時は売り切れになるほどの人気でした。この人気のお守りや、それぞれの神社の御朱印も素敵なのでご紹介しています。
鹿島神宮・息栖神社・香取神宮は公共交通機関を使うと巡りづらいのですが、1日で巡ることができるこのバスツアー「東国三社巡り」では、ゆったりと参拝できます。御朱印をいただきたい方のことを考慮して、滞在時間が長めにとられているので安心です。
目次
東国三社めぐり3つのポイント
【その1】東国三社と「出雲の国譲り」神話
天照大神(アマテラスオオミカミ)は、宣言されました。「大国主神が治めている葦原中国は、わが子が治めるべきである」
ところがです、葦原中国(あしはらなかつこく – 地上の世界)に高天原から2回も使者を派遣したのに、一向にうまくいきませんでした。その間には、なんと早12年も経っていました。
そこで、武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)、天鳥船神(アメノトリフネノカミ)、経津主大神(フツヌシノオオカミ)が派遣されることになりました。
大国主神(オオクニヌシノカミ)の長男・事代主神(コトシロヌシノカミ)はすんなり従いました。が、次男・建御名方神(タケミナカタノカミ)は納得しません。無謀にも、高天原最強といわれる武甕槌大神に勝負を挑んだのです。しかし、建御名方神は武甕槌大神に簡単にやっつけられて、諏訪まで逃げることになってしまいました(諏訪神社の神に)。こうして、出雲の国譲りは成功し、これらの神々が祀られているのが、東国三社なのです。
鹿島神宮のご祭神:武甕槌大神
息栖神社のご祭神:久那戸神と天鳥船神
香取神宮のご祭神:経津主大神
江戸時代には、東国三社めぐりはお伊勢参りの後やお伊勢参りに行けなかった人々に、禊ぎの「下三宮巡り」として大変人気があったといいます。
【その2】鹿島神宮では地元のガイドさんの解説で、「なるほど!」「そうなの!」連発。
鹿島神宮の見どころを、写真や資料で約1時間20分解説していただけます。だから、予備知識がなくても鹿島神宮がよくわかります。思わず「なるほど!」「そうなの!」とうなずいてしまいます。ただし、お正月など特別な日には、地元のガイドさんはつきません。
【その3】東国三社「大願成就」のお守り
東国三社「大願成就」のお守りはこのツアーで拝受!
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東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
東国三社には、共通した「大願成就」のお守り(800円)があります。本体は三社とも共通で、三角の各面にそれぞれの丸い半立体シール(300円)を貼り付け、3社めぐりの完成になります。三神社どこでも最初に買った「大願成就」のお守りには、買った神社のシールは既についています。
このお守りは以前テレビで取り上げられた後、しばらくは品不足になっていたほど人気があるお守りです。
【必見】香取神宮「奥宮」の御朱印
社務所ではもらえない香取神宮「奥宮」の御朱印を、ほとんどの方がご存知ないのではないでしょうか。その御朱印を今回の東国三社めぐりバスツアー(2018.12.24)で、全くの偶然でしたが、いただくことができました。この御朱印は、社務所ではなく奥宮の前でもらえたのです。香取神宮参拝は午後でしたが、なんと神職さんのお話では午前中は書かれていなかったということです。ラッキー!でした。
※こちらの御朱印の配布日時は不定期ですので、香取神宮様に直接お問い合わせください。(香取神宮 0478-57-3211)
香取神宮「奥宮」の御朱印はこのツアーで拝受!
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東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
それでは、東国三社めぐりに出発しましょう。
新宿都庁地下7時30分、東京駅8時20分に出発して、1時間20分で鹿島神宮の二之鳥居わきの駐車場に着きました。
じつは数分ほど前、一之鳥居(西)は新神宮橋の上からバスの車窓で見える海の中にあります。このように、かつては鹿島神宮への参拝は、江戸などからは海路で来ていたのです。一之鳥居は、また東の鹿島灘側にもあります。
鹿島神宮はガイドさん付きだから、何も知らなくても安心。
駐車場では、すでに今日鹿島神宮を案内していただけるガイドの阿部さんが待っていてくださいました。これから約1時間20分、鹿島神宮の主な見所を案内してもらえます。二之鳥居わきの石碑が語る「鹿島立ち」のいわれ。
霰降り 鹿島の神を祈りつつ 皇御軍(すめらみいくさ)に 我は来にしを大舎人部千文(おおとねりべのちふみ)万葉集より
防人(さきもり)として、故郷を後にした人の鹿島の神にご加護を願う気持ちが詠まれています。この句が、「鹿島立ち」の言葉の元になっているとのことです。後ろの木の枝ぶりがすごいですね。
【鹿島立ち】旅行に出発・出帆すること。かどで。
二之鳥居は、2011年3月11日の東日本大震災で倒壊。
その後、2014年6月に御手洗池(後述)の近くに生えていた樹齢600年の杉を笠木(かさぎ)に使用し、再建されました。【笠木】鳥居・塀・門などの上に横にわたす木。
鳥居を入ると、すぐ右にある鹿島神宮境内案内図によって主な見所をガイドさんから説明してもらいました。これで、鹿島神宮が大まかですが把握できます。
鹿島神宮の楼門は、日本三大楼門の一つ
手水舎のすぐそばに、高さ約13mの楼門があります。屋根は銅板ぶきで、重要文化財です。日本三大楼門の他の2つは、阿蘇神社と筥崎宮(はこざきぐう)の楼門です。なお、門の中央にかかっている神社名が書いてある額を「神額」といいます。鹿島神宮のこの文字を書いた人は、香取神宮の神額の文字を書いた人と同じで東郷平八郎。ガイドさんが香取神宮の神額の写真を出して説明してくれました。
楼門を入ると、すぐ右にご神木の「二郎杉」。境内で2番目に大きな木ということで、「二郎杉」と名がつきました。高さ40m、樹齢は700年。
鹿島神宮の拝殿・幣殿・石の間・本殿は権現造。
(上の写真)左の拝殿から幣殿、石の間と続き、本殿までは日光東照宮と同じ権現造です。
(下の写真)本殿は切妻造で屋根が前方にゆるやかな曲線を描いている三間社・流造(ながれづくり)。本殿の後に見えるのが、ご神木の杉です。この裏手に「鏡石」があるそうですが、入れませんでした。
ガイドさんのご祭神の説明です。
【ご祭神】
武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)
【ご神徳】
武道の神、決断力の神。鹿島立ちの言葉が示すように、交通安全の神でもあります。また、出雲の国譲りの時、大国主神(オオクニヌシノカミ)の次男・建御名方神(タケミナカタノカミ)と力比べを相撲でしたことから、両国国技館の壁画には『国譲りの力くらべ』があります。
ところで、「出雲の国譲り」に関わった重要な建御雷神が、なぜ当時では辺境の地・東国にご鎮座されているのでしょうか。
それは、ここから北のほうにいる野蛮な豪族(蝦夷 – えぞ)の監視・防衛のためです。だから、鹿島神宮の本殿は北を向いています。
拝殿ですが、前に鳥居があったので「?」と思い、ガイドさんに聞いてみました。
「なんで、拝殿の前に鳥居があるのですか?」
ガイドさん「これは鳥居ではありません。門なのです」とのこと。
この拝殿の右前に摂社 高房社の横にもご神木のような大きな木がありました。上の方をよく見ると杉の木とは別の木が生えています。鳥か何かが、切り株に他の木の種を運んできたようです。別に大した意味はないのですが、このようなことはガイドさんの説明がないとわからないですね。
フィトンチッドが清々しい奥参道から奥宮、要石へ
奥宮に向かって300mほどの奥参道は、まさに荘厳な気に溢れいます。鹿島神宮の森は、「極相林」というそうです。
【極相林】森林の樹木群集がほとんど陰樹で構成されるようになり、それ以降樹種の構成がさほど変化しない状態になったことを「極相に達した」といい、極相に達した森林を極相林という。
奥参道に入ったすぐ右に「境内案内と鹿島七不思議」の看板が立っています。
鹿島七不思議とは?
確認できないこともありますが、
①要石 その根底ふかくて図り知れずという
②御手洗 池の深さ大人 小人によらず乳を過きずという
③末無川 川の水 流れ行くほど追々かれて行末知らず
④藤の花 御山の藤の花の多少によりその年の豊凶を予知すること
⑤海の音 浪の響が上(北)の方に聞えれば日和。下(南)に響けは雨降るという
⑥根上りの松 すべて御山の内の松 幾度伐れども伐り跡に芽出て枯れることなし
⑦松の箸 鹿島の松で作る箸は松脂の出たことなしという
奥参道のハートの木
このハートの木も、ガイドさんの説明がなければわかりませんね。このハートの木を撮影している時、おばちゃんに声をかけられました。
おばちゃん「何を見ているの?」
私「あそこの木の形がハートに見えませんか。知る人ぞ知るそうです」
おばちゃん「なるほどね〜」
ところで、こちらの木は何に見えますか?
上半分だけ見ると、「鹿園」が近いだけに小鹿に見えますが、下の方を見ると…ラクダにも見えてきますね。コブもありますし…。
奥参道の中間にある「鹿園」です。現在、32頭いるそうです。かつて、ご祭神の武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)が白い鹿の背に乗って、京都の春日大社に向かったということです。(春日大社の草創の伝説から)
また、この300mほどあるほとんど真っ直ぐな奥参道は流鏑馬(やぶさめ)の舞台にもなっています。テレビタレントの森泉のお父さんも、毎年参加されているそうです。この流鏑馬の馬は日本古来の馬を使用していて、競馬などで見る馬よりも小ぶりだということです。ガイドさんの説明写真を見ると、確かに小さいですね。
武甕槌大神の荒御魂を祀っている鹿島神宮「奥宮」
奥参道の最後の右側に、「奥宮」があります。荒御魂(あらみたま)とは、神の荒々しい側面を表しています。反対に穏やかな面を和御魂(にぎみたま)と言います。
ここで注意したいのは、荒御魂に参拝する時の心得です。決して音を出して手を叩かないでください。けっこう、ふつうに手をパンパン叩いてお参りしている人が多いですが。
ところで、奥宮の後ろの木の枝ぶりが荒々しい形をしていると思いませんか。そして、太陽が目のように光っています。荒御魂に見られているような緊張感がありました。
ご祭神がナマズ(地震)の頭を抑える要石。
奥宮の左横からの林道を5分ほど行くと鹿島神宮最大のパワースポットという人もいる「要石」があります。途中にご祭神がナマズの頭を抑えている石碑があります。要石の大きさは30cmほどですが、過去の絵を見るとかなり大きく、今は要石の大部分が地下に埋まっているのかもしれません。
要石の両側の二つの立て札には、一茶の俳句と説明があります。
大地震(おおなゑ)に びくともせぬや 松の花
この石、地を掘るに従って大きさを加え、その極まる所しらずという。
水戸黄門仁徳録に、七日七夜掘っても掘っても掘り切れずと書かれているそうです。
ところで、浮世絵に「鯰絵(なまずえ)」があるのをご存知ですか。鯰絵は縦長の1枚もの(88枚)と横長の2枚もの(83枚)があり、とても面白いですよ。浮世絵で、地震という悲惨さを笑い飛ばしている江戸っ子気質を感じます。
要石から御手洗池へ
要石から奥参道の終わりに戻ると茶店があります。ここから、美しい紅葉が残っている林道を下って2〜3分で御手洗池に出ます。湧き出る水は大変澄んでいて、ペットボトルに水を汲んでいる人も何人か見かけました。
鹿島七不思議②御手洗:池の深さ大人 小人によらず乳を過きずという
ガイドさんの説明写真からわかりますね。それにしてもすごい数の人が池に入っています。
ここで約1時間20分のガイドさんの説明は、終わりになります。
阿部さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
そして、御手洗池のそばにあった切り株。この樹齢600年の杉が二之鳥居の笠木(かさぎ)に使用されました。
御手洗池の売店には、有名な三色団子があります。
まだ自由時間は、1時間40分あります。昼食や御朱印、お守りなどゆっくり見て回れます。
鹿島神宮の御朱印2種
御朱印所にて、鹿島神宮と奥宮の2つの御朱印がもらえます。鹿島神宮の御朱印はこのツアーで拝受!
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東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
最後に、手水舎に戻り左脇を入っていくと、左に熊野社・祝詞社・津東西社、右手に須賀社、正面に坂戸社と沼尾社の遥拝所があります。
鹿島神宮のお食事処とミニ博物館
バスの駐車場に売店があります。鹿島立ち処「笹本」、お茶茶カフェ、縁側、休み処なかやの4店舗。また、二之鳥居前の道路の両脇に、主に蕎麦屋などがあります。ミニ博物館ココシカ
ジオラマ「古代の香島」1/2500。
鹿島神宮のご祭神である武甕槌大神が約3,000人の大行列・約120艘の大船団とともに香取神宮のご祭神である経津主大神と水上で出会う、12年に一度の鹿島神宮式年御船祭の模型もありました。
鹿島神宮式年御船祭:http://kashimajingu.jp/feature/御船祭/
鹿島時宮を12時40分に出て、13時05分に息栖神社に着きました。
息栖神社のご神体、日本三霊水「忍潮井」の井戸?
日本三霊水:他の二つは、伊勢の明星井と伏見の直井です。【ご祭神】
久那戸神(クナドノカミ)
天鳥船神(アメノトリフネノカミ)
住吉三神
「くなど」は「来な処」すなわち「きてはならない所」の意味。もとは、道の分岐点。
【ご神徳】
久那戸神による厄除け・交通守護、天鳥船神による航海・航空の守護、住吉三神による海上漁業の守護など。
「忍潮井(おしおい)」の井戸は、境内にはありません。
「忍潮井」がある場所ですが、息栖神社の鳥居を入り、鳥居側を振り向くと、道路の向こうに鳥居が見えます。ここが「忍潮井」がある場所です。(下の写真の左下)ここにご神体である日本三霊水の一つ「忍潮井(おしおい)」と呼ばれる井戸があり、澄んだ湧水に満たされています。潮の中にあって真水が出ることから、忍潮井と名付けられました。それぞれの井戸には、小さな鳥居が建てられ、男瓶(おがめ)」と「女瓶(めがめ)」が設置されています。中には、ご覧の通り魚が泳いでいます。
では、ご神体を拝んだ後は、拝殿と本殿に向かいましょう。
鳥居を入ると、すぐ左に稲荷神社があり、鬱蒼とした木々に覆われた参道が続きます。
門を入ると、左に作務所。その前に三笠宮仁親王殿下参拝記念に昭和5年7月に植えられた「みや桜」、またご神木も近くにそびえていますいます。
息栖神社の拝殿と本殿。文化あふれる歌碑と句碑
拝殿と本殿は、その周りを一周することができます。息栖神社が建て替える時に礎石とされた5個の岩、歌碑も静かに佇んでいます。和歌のせいでしょうか、息栖神社は侘び寂び感があり、ゆったりとした空気が流れています。
海原や 沖つ潮合に 立浪の 鎮めがたきは 心なりけり
理然法師(息栖神宮寺僧)
鹿島潟 沖洲の森の ほととぎす 船をとめてぞ 初音ききつる
藤原時朝
芭蕉の句碑と力石
門を出て参道をもどる中間右側にあります。この里は 気吹戸主(きぶきとぬし)の 風寒し
黄泉の国から戻られたイザナギノカミが禊をした時生成されたご祭神・久那戸神にあやかって、この神域に身をひたしていると、身も心も清められて、迷いも曇りも、なんのわだかまりもなくなり、体の中を風が吹き抜け、寒いくらいであるといった意味です。(立て札の説明)
力石は、若者たちの力比べに使われたものとあります。この他にも違った大きさの石があり、この大きな石を持ち上げた者が栄誉を受けたと説明されています。
われのみと 待ちつる暮を 郭公(ほととぎす) またたか為に 鳴てすくらん
諦如法師(右)
里とをき 山のすそのの ほとときす たか為になく 初音成らむ
稱佛法師(左)
息栖神社の御朱印
息栖神社の御朱印はこのツアーで拝受!
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東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
息栖神社の鳥居の前にいる猫
鳥居を入った左に稲荷神社があるせいでしょうか。人なつっこい猫が鳥居の前にたむろしています。なんか、この猫たち知る人ぞ知る猫ちゃんみたいです。
猫ちゃんたちに別れを告げて、バスは香取神宮に向かいます。(所要30分ほど)
香取神宮は、昔から三大神宮の一つ。
今は神宮と名のついた神社は多々ありますが、かつて神宮といえば、伊勢神宮、香取神宮、鹿島神宮の三社でした。香取神宮は、それほど格式のある重要な神社です。【ご祭神】
経津主大神(フツヌシノオオカミ)
【ご神徳】
開発の神、武道・勝運の神、交通安全の神です。
香取神宮の駐車場に着くと、まるで温泉街か何かのような参道商店会が迎えてくれます。そこには、蕎麦や団子など食べるにはいい茶店が数店並んでいます。(一番下に写真を掲載)
参道商店会の先の鳥居を入ると、灯篭が立ち並ぶゆるやかな坂道の「表参道」になります。まだ、美しい紅葉も残っていました。歩いていると、とても気分が落ち着いてきます。
表参道を数分歩くと第二の鳥居と総門に出ます。
総門をぬけ、やや右に楼門があります。楼門の神額の文字は、鹿島神宮の時にも触れたように東郷平八郎の筆です。
香取神宮のミソギ・ゲート「茅の輪(ちのわ)」と拝殿と本殿。
楼門をくぐると、まるでスターゲートならぬミソギ・ゲートが現れました。無限大のマーク(∞)のように二度潜り、身の穢れ(けがれ)をとります。正式名称は「茅の輪(ちのわ)」といいます。茅の輪は、年によって楼門の前に設置されることもあります。
源頼義とご神木「三本杉」
「天下太平 社頭繁栄 子孫長久の三つ願 成就せば此の杉自ら三岐に別れん」と、源頼義公が祈願したところ、一株の杉が三岐に別れたことから「三本杉」といわれたと立て札にあります。
上は、授与所前のご神木。本殿裏には、この他にもご神木のようなりっぱな木がありました。
本殿の裏には、香取大神の親神である磐筒男神(イワツツノオノカミ)、磐筒女神(イワツツノメノカミ)を祀った摂社・匝瑳(そうさ)神社、木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメ – 安産子育ての神)を祀った末社・櫻大刀自神社、香取神宮奉賛会長・安倍晋三首相題辞の大和心もあります。
そして、香取神宮の2種類の御朱印とお守り
香取神宮の御朱印ですが、最初の方で触れましたように、授与所では左の御朱印しかいただけません。右の奥宮の御朱印は奥宮の方でいただきました。社務所ではもらえない香取神宮「奥宮」の御朱印はこのツアーで拝受!
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東国三社 めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
では、いよいよパワースポットの強い要石と奥宮へ。
香取神宮の要石楼門を出て右に行く道があります。この道が「旧参道」です。旧参道を3分ほど行くと、左に曲がる細い道があります。そこを1、2分歩くと小さな末社・押手神社に出ます。その前に要石があります。
香取の大神と鹿島の大神が、地震の多いこの地中に住む大ナマズの頭と尻尾を石棒で抑えたと説明されています。
そして、パワースポットあふれる香取神宮の奥宮へ。
旧参道に戻り、少し行くと奥宮へ行く細い道があります。ここを左に曲がると1分ほどで奥宮に出ます。ここで、香取神宮「奥宮」の御朱印をいただけました。小さな小屋というより、ただ囲ったスペースの中で神職さんが書かれていました。
この奥宮は、まさにパワースポットと言える荘厳な空気に包まれています。身も心もチャキっとしましたが、緊張感ではなく穏やかな気持ちになりました。
参拝後、奥宮の左の山道を下って行くと表参道に出ます。上の写真では、向かって左側の高い位置に奥宮があります。下っていくと表参道の鳥居の前に出ます。右へ行くと参道商店会になります。
香取神宮・参道商店会
いくつか写真を載せておきます。まるで、小さな門前仲町といった風情があります。こちらのツアーに参加するにはコチラ
東国三社めぐり【香取神宮・鹿島神宮・息栖神社】
東国三社めぐり、終わりに。
東国三社は、どこも木々におおわれた神聖な空気が漂っています。それもキリッとした冷たい空気感ではなく、なんか懐かしい懐に包まれているようなほんわかとした空気感。そんな東国三社巡りを終えた後は、いつの間にか身も心もリラックスし、人に優しくなれるような自分がいました。
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※当記事の内容は個人の感想を含み、諸説ある話の1つを基に作成されているため客観的な事実を表すものではありません。
また、特定の説を支持したり、異なる説を否定したりするものではないことをご了承ください。
なお、内容についてのご質問はお受けいたしかねます。
この記事を書いた人
渋谷 良久
2007年頃から、年に2〜3回趣味で日帰りバスツアーに参加していました。
当初は、はとバスをメインに、読売旅行、クラブツーリズムなどを利用していました。
2017年頃から神社に興味を持つようになり、(株)四季の旅のツアーに参加するようになりました。
カメラを持ってあちこち動いていますが、皆さんのご迷惑にならないよう気をつけています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。