入笠山スノーシューツアー

 

ぺたん、ぺたん、ぺたん、ぺたん…静寂に包まれた雪山にスノーシューの音だけが響きます。

 

「スノーシュー」別名を西洋かんじき。

普通の登山靴では埋まってしまうような雪の上を歩くための登山用具です。

今回はこのスノーシューを使って、入笠山の山頂を目指します。

2/13の参加者は、15名ほど。最年少は小学校１年生のＹくん。ご両親とお兄さんとファミリーでご参加です。

山ガールのTさんKさん、会社の登山部で参加のMさんグループ、今回のために自前のスノーシュー買っちゃったよ！というベテランのOさんなどハイキングやアウトドアが好きなメンバーが揃いました。

全員がスノーシューは初めての体験です。

新宿を定刻7時に出発したバスは、途中双葉サービスエリアで休憩をとり09時30分頃、拠点となる富士見パノラマスキー場に到着しました。バスの駐車場にスノーシューのレンタルを人数分取り置きしてくれており、すぐにレンタルすることができました。

【ＩＮＦＯＭＡＴＩＯＮ】2016年レンタル料金

・スノーシュー＋ストック　1,500円

・スノーシュー＋ストック＋ブーツ　2000円

現地ガイドさんもこちらで合流。レンタルの様子を見ながら、スノーシューの扱い方を教えてくださいます。スノーシューの付け方はとても簡単。形によって微妙な差はありますが、靴を位置にあわせてベルトを締めるだけで装置完了です。初めての方でも難なく使うことができますよ。


 




レンタルが終わったら、富士見パノラマゴンドラには乗車して、標高1700メートルのスタート地点に移動します。「普段なら富士山と八ヶ岳が同時に見えるんだけどなあ」ガイドさんがぼやきます。残念ながら今日は曇ってみられません・・・でもこれから始まるスノーシュー体験に心がおどります。

ゴンドラ山頂駅で準備体操をすませたら、まずは入笠湿原へ。春にはすすらんの白い花が美しく咲き乱れる場所ですが、本日は一面雪で真っ白です。スタートから緩やかにアップダウンを繰り返し約60分でマナスル山荘に到着しました。



ここから山頂までの約45分が一番の頑張りどころ。標高差200mを一気に登ります。「山頂目指して頑張るぞー！おー！」全員で気合い意を入れて急坂に挑みます。



急な傾斜に息があがる方もいますが、ガイドさんが絶妙なタイミングで小休止を取ってくれるので安心です。一部凍っている場所もありますが心配は無用。スノーシューの裏面につけられた刃がしっかりと雪面とらえてくれます。休憩を2回ほどとり、山頂に到着。全員で登頂です。



360度の大パノラマ、百名山のうち22座が一同に見渡せるはずなのですが…今日は曇りのため想像で楽しみます。20分ほど山頂に滞在したあと、下山を開始しました。



スノーシューは下山が楽しい。決められ道を歩く必要はありません。広い雪原。どこを歩くかは自分次第。

広い斜面に出たらかけっこ。子供はもちろん、大人も童心に帰って無心で走りおります。休憩中は雪合戦も楽しみました。途中小学1年生のＹくんが疲れてしまい、辛そうでしたが、ツアー参加者みんなで応援します。13時40分。全員でゴンドラ山頂駅に戻りました。



ゴンドラで下山。先ほどまで疲れていたＹくんもほっとしたのかこの笑顔。ガイドさんと別れたらバスで5分の立ち寄り温泉へ向かいます。



 

「ゆーとろん水神の湯」はとろとろした白いお湯が特徴の素敵な温泉です。疲れをとってすっきりして気持ち良さそうなお二人です。15時半に温泉を出発し、18時ちょうどに新宿駅に到着しました。

スノーシューは誰でも簡単にできる、冬の山歩きです。雪の上を歩く楽しさは、一度知ったら病みつきになります。ぜひ体験してみてください。お待ちしています！

 

【ＩＮＦＯ】必要な装備→暖かい服装(普段使っているフリースやダウンでかまいません)・手袋(軍手でもよいですができれば防滴のもの)・靴(トレッキングシューズ、なければ現地でレンタルできます)

 

【今回のトレッキングコースとコースタイム】

ゴンドラ山頂駅10:15→入笠湿原10:30→山彦荘10:40/10:50→マナスル山荘11:00→入笠山頂11:50/12:15→マナスル山荘13:00/13:15→山彦荘13:30→ゴンドラ山頂駅13:50

 



 

歩くペースは基本的に「ゆったり」です。
標準的な方であれば余裕を感じる程度のペースで歩きます。
お客様の体力や雪の状態によってペースは異なりますが、状況に応じて団を分けることもあります。上記の所要時間は、お子様に合わせたもので特にゆったりペースとなっております。

ご家族でもカップルでも楽しめるツアーとなっていますので、ぜひとも安心の冬山トレッキングをお楽しみください！

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