エベレストマラソンの魅力
5月14日から約3週間、エヴェレストマラソンに参加するためにネパールへ行ってきました。
エヴェレストマラソンは、スタートするまでが大変です。約12日間のトレッキングを経て、ようやくスタート地点となるエヴェレストベースキャンプ(BC)に到着します。
何故、それだけの日数を掛けるかと言うと、高度順応のためです。BCまで行くまでに酸素濃度が徐々に低くなっていくので、高山病を防ぐために時間をかけて登って行きます。
そして高度は徐々に高くなっていくので、ゆっくりと素晴らしい景色を単横することができました。
今回のメンバーは日本人5人と現地の担当ガイドさんが2人、それと重たい荷物を運んでくれるポーターさんが3人でした。
良いメンバーに恵まれたこともあり、楽しいトレッキングとマラソンでした。
トレッキングは、天候の関係もあり、毎日朝出発して、お昼ごろには宿泊場所のロッジに到着します。なので午後からは何もすることがなく、食べるか寝ることくらいしかありませんでした。
日本にいる時よりもしっかり食べて、たくさん寝たので健康的だったかもしれません(笑)。食べ物は想像以上に色々と食べれたので全く困りませんでした。しかも、おかわりは自由です。
ネット環境は宿泊地にもよりますが、お金を払えば多少は繋がりました。
トレッキング中は毎日が同じ繰り返しでしたが、BCに到着した時は感動的でした。
BCには何か独特な雰囲気がありました。
こればかりは行ってみないことにはわかりません。
BCでは2日間滞在しますが、テント生活です。さすがに寒かったですが、BCでのテント泊も魅力の一つです。
こんな体験はなかなかすることができません。
エヴェレストマラソンは、BCをスタートして、トレッキング途中に寄ったナムチェ・バザールがゴールとなります。
コースは単純に下るだけと思いがちですが、かなり上りもあり、道も岩だらけなので、思うように走ることができませんでした。
私は日本ではトレイルランニングを1度もやったことがなかったので、トレイルコースを走り慣れていなかったことも影響しました。
結局、フルマラソンを10時間10分で走りました。
私にとってはかなり辛いレースでした。
でも、走って本当によかったと思ってます。あんな素晴らしい景色の中で走れたのですからね。
エヴェレストに行くまでは、どうなることかと不安でいっぱいでしたが、そんな必要もありませんでした。
それと英語を話せなくても大丈夫です。日本語を話せるガイドさんがいますから。
確かに、エヴェレストに行くことは大変なことですが、大変な思いをしたぶん、いやそれ以上に素晴らしい経験をすることができました。
エヴェレストマラソンには、日本人はまだ10人しか参加していません。しかも女性はまだ0人です。
これから日本人の参加者が増えていくことを期待します。それに向けて、私も何かできるのであれば、お手伝いしていきたいと考えています。
エヴェレスト街道トレッキングとエヴェレストマラソンだけでなく、前後のネパール・カトマンドゥでの滞在も楽しいものがあります。
最後に、今回一緒に参加した冨山さん、楠美さん、三州さん、岡崎さん、ガイドのラムさん、ペンバさん、そしてポーターの皆さんに感謝を申し上げます。
本多 淳